こんにちは、なおです。
WEBマーケティング会社でエンジニアとして働いてます。
突然ですが「SIer(エスアイアー)」という言葉を知っていますか?
SIerとは「金融や貿易の業務システムの開発をする仕事」です。
- 営業
- コンサル
- システム開発
- 保守
などが業務内容です。
新しいシステムを使いたいな〜
と考えているお客さんに
ウチが最初から最後までお手伝いしますよ!!
とシステム導入をお手伝いする会社のことです。
大手の会社では
- IBM
- NTTデータ
- 日立製作所
- アクセンチュア
などがあります。
自分はSIerとして貿易会社のシステム開発・保守などを担当していました。
その後はPHPの実務経験を生かして、Webマーケティング会社のエンジニアに転職しました。
ここでは社内ツールの開発などを担当しています。
SIerとしての経験から
- SIerの悪い点
- SIerの良い点
- 転職先としてオススメできるかどうか
を徹底解説していきます。
SIerについて
ここからはSIerについて深堀りしていきます。
SIerで働く若手社員の仕事はいろいろあります。
- 設計
- プログラムのテスト
- システム作成
- トラブル対応
- 電話対応
用意された設計書をもとにプログラミングをしたり、既に完成しているシステムに新しい機能を追加したり…
基本的に設計書ベースなので、クリエイティブな仕事ではないと思います。
与えられた設計書に沿って忠実にプログラムを書く感じですね
SIerの悪い点
まずはSIerの悪い点について書いていきます。
- 納期が厳しい
- 地獄のトラブル対応
- 古風な会社が多い
- コードを書く機会が少ない
- スキルが伸びづらい
いろいろと不満があったので、たくさん書けそうです(笑)
納期が厳しい
「システムを作って → お客さんに納品」という進め方になります。
納期直前でバグが見つかると、マジで辛いです。
また、お客さんから仕様変更を求められることもあります。
ふざけんな!もっと早く言えよ!!
と心の中で思っていました。
地獄のトラブル対応
大規模なシステムになると、トラブルも発生しやすいです。
- 雷でサーバーが落ちた
- VPNに繋がらない
入社2年目の自分ごときでは、どうしようも出来ないことも対応させられました。(←愚痴)
「すいません、至急確認して折りかえし連絡いたします…」を何度も繰り返してました。(←愚痴2)
自分は貿易会社のシステム開発・保守をやっていたのですが
- PCが動かない
- メールが重い
- インターネットに繋がらない
などの問い合わせに対応していました。
また、海外(ヒューストン)の会社へシステム導入をしたことがあります。時差が14時間あって日本と昼夜が逆転しています。
夜中に連絡が来ることもあったので、辛かったですね(´;ω;`)
古風な会社が多い
エンジニアってお洒落なオフィスで、私服で働いてるんだよね
と思う人が多いかもしれません。
でも、SIerは全く違います。スーツ着用・革靴の『サラリーマン・エンジニア』です。
また、採用している技術(プログラミング言語や社内ツールなど)が古くてレガシーな場合が多いです。
自分の会社では、プログラミング言語は『RPG(Report Print何とか)』、メールは『Notes』でした。(Notes9はフリーズ多すぎ)
将来性があまりないので、モヤモヤした気持ちで使ってましたね(´;ω;`)
コードを書く機会が少ない
お客さんからの問い合わせ(PC不具合など)で1日が終わってしまうこともあります。
お客さんからすると、SIerは何でも屋さんだと思われている気がします。
スキルが伸びづらい
ここまでの内容をまとめると、SIerでは『スキルが伸びづらい』です。
やりがいを感じないのが、仕事をする上で一番辛いと思います。
若いうちに抜け出して正解でした
もっと深く知りたい人は、こちらの記事が分かりやすいです。
SIerの良いところ
SIerの悪いところを愚痴っぽく書いてきましたが、良いところも少しはあります。
- 研修が充実している
- 経験の長い写真が多い
『教えてもらう』ことについては、とても良いと思います。
研修が充実しているので、未経験でも一人前になるための時間を用意してもらえます。
IBMのセミナーや展示会などに参加せてもらいました。
転職先としてオススメできるか
結論を言うと、オススメできません!
ただ「プログラミング未経験からSIerに転職」の選択肢はアリだと思います。
長く働き続けるのは危険ですが、エンジニアとしての基礎を知る機会にはなります。
その結果、自分はweb系の自社開発企業に転職することが出来ました。