こんにちは、もっちーです。
今回は「HSPが静かに暮らしたいと感じる5つの理由」について、自分の体験談とあわせて解説していきます。
- HSP・内向型・自己肯定感が低い
- コミュ障なので1人でいる時間が好き
- 好きなことはブログ・読書・坂道グループ
- Webマーケティング会社の社内エンジニア
HSPの人は小さな刺激でもストレスを感じやすいので、ささいなことでも疲れてしまうことが多かったり。
そのため「静かに暮らしたい」と考える人が多いのではないでしょうか。
実際に自分も同じように感じることが多く、できるだけ静かな環境で過ごすようにしています。
いつかは自然が豊かな場所に移住したいです!
さすがに今すぐは移住できないので、人が少なくて静かな夜の時間帯に散歩する習慣をつけたところ、以前よりメンタルが落ち着くようになりました。
それではHSPが静かに暮らしたいと感じる理由を見ていきましょう。
HSPが静かに暮らしたいと感じる5つの理由
HSPが静かに暮らしたいと感じる理由をまとめると、大きく以下の5つになると思います。
- 日常の刺激をリセットする時間が必要
- 自分と向き合う時間を大切にしたい
- 疲れた心身をリフレッシュする時間が必要
- ゆっくりと1人で考える考える時間が欲しい
- 人間関係のストレスを感じやすく落ち込みやすい
これらはHSPの性質なので、無理して直す必要はありません。
そのかわりに自分のペースでゆっくりと静かに過ごせる場所を見つけることが大切です。
自分の場合は人気の少ない公園などですね
時には「周りと違うのかも…」と不安になることもありますが、それはHSPの自然な感覚なのです。自分の気持ちに正直に、心地よい環境を作っていくことが大切ですよ。
1. 日常の刺激をリセットする時間が必要
HSPは外からの刺激に対して敏感なので、小さな音や派手な光、人の気配なども気になってしまうんですよね。
- スマホの通知音
- スーパーの騒がしさ
- 職場での雑談や電話の声
- 電車やバスでの揺れや音
などなど・・人によって気になることは変わってくるかもしれません。
意外とスマホの通知も刺激になっていることが多いので、気になった人はスマホから距離を置く「デジタル・デトックス」を試してみるのがおすすめです。
このような小さな刺激が1日中ずっと続いていると、夜になる前に心が疲れ切ってしまうことがあったり。
そのため静かな環境に身を置いて、刺激をリセットする時間が大切なのだと思います。
2. 自分と向き合う時間を大切にしたい
HSPは内省的な性格の人が多く、自分の気持ちと向き合う時間ことでメンタル面を落ち着かせることができます。
騒がしい場所にずっといると体調が悪くなる・・
といった経験も多いのではないでしょうか?
人が多くて賑やかな場所だと、他人から話しかけられたりことが多くて、なかなか1人になる時間が用意できないですよね。
思い当たる自分の経験としては、2019年にヒューストンへの海外出張です。
ヒューストンは人口密度が低いため、そこらへんを歩いていても人とすれ違うことが少なくて、自分だけの世界にいるような気分でした。
このようにHSPは静かな場所でゆっくりと考えを整理する時間があってこそ、疲れ切った心を落ち着かせることができるのだと思います。
ちなみに強みを分析できる「ストレングス・ファインダー」を試したところ、1位が内省という結果でした。
やっぱり自分はゆっくり考えることで心を休ませられるみたいです。
3. 疲れた心身をリフレッシュする時間が必要
HSPは人と触れ合うことででエネルギーを使いやすい特徴があります。
- 雑談する
- 会議に参加する
- 予約の電話をする
- 初対面の人と会話する
などなど・・自分は雑談するのが苦手すぎて、飲み会などの集まりには参加しないようにしています。
このような積極的に人と関わる活動をするために、HSPは普通の人よりも大きなエネルギーが必要になることも。
そのため静かな環境で気持ちをリフレッシュをして、足りなくなったエネルギーを充電する時間が欠かせません。
自分の場合は家に引きこもって小説を読むことでリフレッシュできます。
4. ゆっくりと1人で考える考える時間が欲しい
HSPは1人でゆっくりできる時間を増やすことで、ストレスを減らして快適に過ごせるようになります。
- 絵を描く
- 本を読む
- 音楽を聴く
- ブログを書く
このように芸術的(?)なことに触れる機会が多いと良いですね。
美術館に行ってみるのも良いかもしれません
騒がしい場所では集中できないため、ゆっくり考える時間を求めて静かな場所に行きたくなるのだと思います。
5. 人間関係のストレスを感じやすく落ち込みやすい
HSPは他人の感情や言葉に対して不安を感じがちなので、人間関係で疲れやすい傾向があります。
- 相手の気持ちを考えすぎる
- 言葉の裏を読みすぎてしまう
- 場の空気を読もうとして疲れる
- トラブルを避けようとして失敗する
このような特徴があるため、たまには人との関わりから離れて静かに過ごす時間が必要になります。
静かに暮らすことで得られる5つのメリット
ここからは「静かに暮らすことで得られる5つのメリット」について解説していきたいと思います。
自分も以前はまわりに合わせようとして賑やかな環境で過ごすことも多かったのですが、今はできるだけ静かな暮らしを心がけています。
生活の質が大きく向上したと感じています
静かに暮らすことで得られるメリットを以下にまとめました。
- 自分らしい豊かさを感じられる
- 心のストレスが自然と減っていく
- 物事に集中して取り組めるようになる
- 他人と心地よい距離感を保てる
- 自分の本当の気持ちを考えるきっかけになる
これらのメリットはすぐには実感できないかもしれませんが、少しずつ静かな時間を増やしていくことで生活の質は向上していくはずです。
自分のペースで心地よい静かさを見つけていくことが大切だと思います。
それでは、静かに暮らすことで得られる5つのメリットを見ていきましょう。
1. 自分らしい豊かさを感じられる
静かな環境で過ごすことで、自分が本当に大切にしたいものが見えてきます。
- 趣味に没頭できる瞬間
- ゆっくりとした朝食の時間
- 自然の音を聴きながらの散歩
- 好きな本をじっくり読める時間
これらの小さな幸せを味わえることが、静かな暮らしの大きな魅力です。
以下の記事で「HSPにおすすめの趣味」を紹介しているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
2. 心のストレスが自然と減っていく
賑やかな環境で感じていたストレスが、静かに暮らすことで少しずつ減っていくことを実感すると思います。
具体的には
- 他人と比較することが減る
- 自分のペースを大切にできる
- 人の目を気にしすぎなくなる
- SNSの情報に振り回されにくくなる
などなど・・つい自分以外の誰かと比べてしまうことは多いのではないでしょうか?
ありのままの自分でOKだと感じるようになれば、日々の生活がより楽しく感じられるようになるはずです。
3. 物事に集中して取り組める
静かな環境では、様々なことに集中できるようになります。
- 仕事の効率が上がる
- 良いアイデアが思い浮かぶ
- 新しいスキルの習得が早くなる
- クリエイティブな作業がはかどる
余計な刺激が少ないため、集中力が高まっていくと思います。
自分は「図書館の自習スペース」がお気に入りの場所です
4. 他人と心地よい距離感を保てる
静かに暮らすことで、周りの人との適切な距離感を見つけやすくなります。
- 無理な付き合いが減る
- 自分の境界線を意識できる
- 必要以上に他人に合わせすぎない
- 本当に大切な人との時間を大切にできる
自分は会社の人とはあまり親密になりすぎないようにしているので、仕事の人間関係でストレスを感じることはほとんどありません。
忘年会のような集まりにも行かないことが多いです。
結果として心地よい人間関係を築けるようになっています。
(とはいえ業務内容に満足できず、転職を考えていますが・・笑)
5. 自分の本当の気持ちを考えるきっかけになる
静かな環境だと、自分の内なる声に耳を傾けやすくなります。
- 将来の展望が見えてくる
- 自分の価値観に気づける
- やりたいことが明確になる
- 苦手なことを無理にしなくなる
騒がしい環境では気づきにくい、本当の自分の気持ちと向き合えるようになります。
HSPが実践する静かな暮らしの具体的な方法
それでは「HSPが実践する静かな暮らしの具体的な方法」について、気軽に試せるコツをお伝えしていきます。
これまでいろいろな工夫を重ねてきたので、その経験をもとに実際に効果のあった方法を紹介していきます。
静かな暮らしを実践するポイントは
- 心地よい習慣づくり
- 住む場所へのこだわり
- デジタルデトックスの実践
- 内面と向き合うスキルを磨く
- 自分へのご褒美を用意する
この5つを意識することが大切です。
ただ、すべてを一度に実践する必要はないので、できることから少しずつ始めていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 心地よい習慣づくり
自分だけの静かな習慣を作ることで、メンタル面を安定させることができると思います。
たとえば
朝型の生活を意識する
- 早起きを心がける
- ゆっくりと朝食を楽しむ
- 通勤・通学前に読書する
夜は刺激を避けて過ごす
- 夕食後はスマホを見ない
- お気に入りの音楽を聴く
- アロマキャンドルを使う
- 1日を振り返る日記を書く
このように自分にとって心を落ち着かせることができるように意識するのが大切です。
自分はゆっくり考えながら文章を書くのが好きなので、その日にあったことを振り返って日記に書くようにしています。
2. 住む場所へのこだわり
HSPにとって住む環境はとても重要です。
できる範囲で以下のような工夫を取り入れてみるのがおすすめです。
- 緑の多い住宅街
- 駅から少し離れた静かなエリア
- 人通りの少ない通りに面した部屋
- 音が気になりにくい最上階の角部屋
自分は2024年の7月に横浜から恵比寿へと引越しましたが、上記のポイントを満たした良い部屋を見つけることができました。
(家賃はかなり上がってしまいましたが・・)
木造から鉄筋コンクリートの部屋に引っ越したことで、住む場所を選ぶことの大切さを実感しました・・!
以前の部屋は木造だったので、隣接している部屋の音が聞こえてくる状態だったり。
夜中に電話している声が隣から聞こえてくるんですよね・・(泣)
とはいえ仕事やお金の都合もあるので、気軽に引っ越すことは難しいですよね。
そういう人は部屋の中でちょっとした工夫をしてみることも効果的です。
- 観葉植物を置く
- 遮音・遮光カーテンを使う
- 間接照明で柔らかい雰囲気を出す
- 好きな香りのアロマを取り入れる
この中でも「観葉植物」を部屋に置いてみることがオススメです。
自分は虫が入ってくることを避けたいので、土を使わない「テーブル・プランツ」という観葉植物を置いています。
3. デジタルデトックスの実践
スマホなどのデジタル機器を使いすぎることで、精神的なストレスを感じやすい人が増えてます。
その対策として「意識的にデジタルな世界から離れてみる」ことが効果的です。
詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
気軽に試せるデジタル・デトックスとしては
スマホの設定をに制限をつけて
- 通知をオフにする
- SNSアプリを削除する
- 使用時間制限を設定する
- 特定の時間帯は機内モードに
自由に触れないような状態にして、その代わりの時間で
- 紙の本を読む
- 散歩に出かける
- 手書きでメモを取る
- 窓の外を眺める時間を作る
などのように、アナログな世界に入るような習慣をつけてみるのがおすすめです。
夜になったら散歩してみるのも良いかもしれません。
4. 内面と向き合うスキルを磨く
自分の気持ちと上手に向き合うためのスキルを身につけることも大切です。
いわゆる「瞑想」や「マインドフルネス」といった言葉がありますよね。
瞑想・マインドフルネスについて
- 静かに座る習慣をつける
- 呼吸に集中する時間を作る
- 瞑想する場所と時間を決める
- マインドフルネスアプリを活用
自分はMediatopiaというアプリを使って、100日ほど瞑想を続けてみました。
強制的に現実から離れる時間を作ることができるので、荒れていたメンタル面も落ち着くようになった気がします。
(今は飽きちゃったので続けていません・・笑)
少し前にも書きましたが「日記を書く」習慣をつけておくこともおすすめです。
- 日記をつける
- 気持ちの変化を記録する
- 感情を言語化する練習をする
その時の気持ちや考えていたことを文章に残しておくことで、将来的に過去を振り返られるのも良いことだと思います。
5. 自分へのご褒美を用意する
頑張った自分をリフレッシュさせてあげる時間を作ることも大切です。
日常的に取り入れられること
- 散歩に出かける
- 好きな音楽を聴く
- お気に入りの紅茶を飲む
- アロマのお風呂で疲れを癒す
自分は大好きな小説を読むようにしています(ほぼ毎日)
静かに暮らす上での注意点
最後に「静かに暮らす上での注意点」について解説します。
HSPにとって静かな暮らしは大切ですが、やりすぎてしまうと逆効果になることもあります。
バランスの取れた生活を送るために、以下の3つの点に気をつけていきましょう。
- 孤立しすぎない
- 完璧な静けさを求めすぎない
- 他人と自分を比較して落ち込まない
これらのポイントを意識しながら、自分らしい暮らし方を見つけていきましょう。
1. 孤立しすぎないように気をつける
静かな環境を求めるあまり、必要以上に人との関わりを避けてしまうことがあります。
以下のような場合はちょっと危険かもしれません・・。
- 必要な連絡も面倒に感じる
- 友達からの誘いを全て断る
- 家族との会話も減っていく
- 外出するのが怖くなってくる
このような状態に気づいたら、少しずつでも良いので人との関わりを増やしていきましょう。
基本的にHSPは他人と触れ合うのが苦手だと思いますが、以下のように小さなことから試してみるのが良いと思います。
- 気の知れた友人と少人数で会う
- オンラインでのやり取りから始める
- 短時間の約束から徐々に慣らしていく
- 家族との食事の時間を大切にする
どんなことでもコツコツと小さなことを続けるのが重要です。
2. 完璧な静けさを求めすぎない
「完全に静かな環境でないとダメ」と考えすぎると、かえってストレスになってしまいます。
よくある失敗例
- 些細な物音にイライラする
- 隣人の生活音に過敏になる
- 外出先での音に神経質になる
- 予期せぬ音に過剰に反応する
自分のストレスを100%解決することはできないので、ある程度の妥協できるラインを決めておくのが良いと思います。
- 音が気になる時間帯は外出する
- 気になる音はイヤホンなどでカバー
- ある程度の音は生活の一部として受け入れる
- 自然の音(雨音など)は心地よく感じる工夫をする
3. 他人と自分を比較して落ち込まない
周りの人と比べてしまい「HSPの自分だけが静かな環境を求めているんだ」と悩むことがあります。
これは意味のないことだと自分は思います
ダメな考え方
- 「普通の人は平気なのに…」
- 「もっと活動的にならないと」
- 「周りに合わせなきゃ」
- 「自分だけ変わっている」
大切な考え方
- 無理に合わせる必要はない
- 人それぞれ快適な環境は違って当然
- HSPの特性を個性として受け入れる
- 自分に合った生活リズムを大切にする
最後に
良い感じに生きていくためにはバランスが大切だと思います。
完璧を目指す必要はないので、その日の気分や体調に合わせて柔軟に対応していけばOKです。
この記事で紹介したことの中から、もし試せそうなものがあればぜひ生活に取り入れてみてください。