こんにちは、もっちーです。
今回は「転職の思考法」を読んだ感想を書いていきます。
今の仕事にやりがいを感じることができず、転職をするために情報を収集中です。

前回の「科学的な適職」からも学べることがたくさんありました。
そして今回は「もう少し転職にフォーカスした内容」を知りたいと考えています。
日本の会社の悪いところは
「転職できない人間」に
その事実を40代後半まで伝えずに隠しておくこと
p7 より引用
もう最初から衝撃的な文章が書かれていて・・!
このまま同じ会社で働き続けることに不安を感じている自分にとって、何かしら良いことを見つけられそうな気がしました。
それでは詳しく見ていきましょう。
最初の転職は「初めての意思決定」だから怖い
転職するのは「今の状態を捨てる」という大きな経験です。
そして自分自身の判断で捨てることを選ぶのは、おそらく最初に転職するタイミングが初めて。
- 中学まで:住んでいる場所で決める
- 大学まで:自分の実力に合う高校を目指す
- 就職(1回目):世間的に評価の高い会社を選ぶ
このように何かしら周囲の影響を受けることで、自分の進むべき道を決めてきたと思います。(例外はあるかもしれませんが)
一方で転職をするときは、初めて自分自身の判断を使うことになると考えられます。
そのため「間違った判断をするのは怖い…」となり、なかなか行動に移せなくなるのだと思います。
そういう意味で自分に当てはめてみると、社会人3年目の頃に転職したことは、初めての怖さを払拭する良い経験だったのかもしれません。
20代では専門性を身につけ、30代では経験を積むことが大切
専門性については何歳になっても身につけることはできます。
また、他の人も同じように専門性を身につけていくので、まわりと差別化しにくいデメリットがあったり。
しかし、「経験」の種類は会社によって大きく変わってくるので、専門性みたいに汎用化されることが少ないですが。

良い経験を積めることが重要ですね!
希少性の高い経験をするためには「最低限の専門性」が必須になってきます。
専門性がない人には、大きなプロジェクトを任せてもらえない可能性が高いので。
そのため、20代のときは専門性を身につけることを意識して、30代以降はその専門性を活かして質の高い経験を積んでいくことが大切です。
もう少し規模の大きいチーム開発を体験したいんですよね・・
今の業務は属人性が高くなっているのが良くない気がしています(エンジニアが少ないので仕方がないのかもしれませんが)
仕事の不満を上の人間のせいにするのは間違い
ここでは会社を「船」に例えて、以下のように説明しています。
会社に不満を感じると、すぐに社長や上の人間のせいにする
「転職の思考法」より引用
しかし、自分が乗っている船(会社)は、そもそも社長や上の人が作った船なのだ
そこに「後から乗り込んだ人」が文句を言うのは筋違いである
確かに…!と納得させられる内容でした。
会社は利益を発生させるための仕組みが出来ていて、そこの歯車の一部として自分が働かせてもらっているわけですよね。
自分では利益を発生させる仕組みを作れないので、誰かが作ったものに参加させてもらっているイメージです。
そのため「会社の不満を上層部に言うのは間違い」であると考えられます。
とはいえ不満を感じてしまうんですよね・・(泣)
厳しい言葉で言うと、不満があるなら自分で会社を作りなさい、という感じだと思いました。
「緊張と緩和のバランス」が崩れてきたらゲームを変えるタイミング
いわゆる「適度なストレスがない状態」は良くないらしいです。
これは以前読んだ「科学的な適職」にも似たようなことが書かれていました。
楽すぎる仕事であっても、実は見えないストレスを感じやすい
たとえば
- 退屈すぎて脳がマンネリ化する
- スキルが身につかず将来が不安になる
- 誰でも出来るので将来なくなる仕事かもしれない
などのように、仕事自体は簡単かもしれませんが、それに続く将来の不安につながることが多いです。
何かしらの小さな刺激がある状態が好ましいということです。
今の自分の業務は「緩和が強すぎる」のかもしれません。
仕事自体は決して大変ではないのですが、なぜか体が重く感じることがあります。
これはマンネリ化した退屈な作業が続いているのが原因みたいですね・・。
最期に
勉強になる内容が多く書かれている本でした。
自分は今年で30歳になったので、新しいことに踏み出すためには良いタイミングなのかもしれません。
学んだことを自分の現状に当てはめながら、今後の動き方について考えてみようと思います。
興味がある人はぜひ読んでみてください。
ちなみに・・
マンガ版もあるので、読書が苦手な人はこちらが良いかもしれません。