こんにちは、もっちーです。
今回は欅坂46「ヒールの高さ」について、自分の感じたことを書いていきます。
どんな曲?
欅坂46の8thシングル「黒い羊」に収録されたカップリング曲です。
キャプテン菅井友香と副キャプテン守屋茜の2人が歌っていて、社会人になり大人になった姿を「ヒールを高くした」と表現しています。
主人公は女性だと思いますが、性別を限定せず社会人になったばかりの人に向けた曲だと自分は考えています。
自分は社会人2年目にヒールの高さを聴きました。
慣れない社会人生活にずっと違和感を覚えていて、人間関係のストレスにも悩んでいた頃です。
まさに自分の気持ちを表現している曲だ!!
と思って、何度もMVを観ていた記憶があります。
最初のイントロから素敵なメロディーなので、まずはMVを観てもらいたいです。
気になる歌詞を深掘り
それでは自分の好きな歌詞を紹介していきます。
歌詞から伝わってきたメッセージはこちらです。
- 想像していた姿ではない自分に違和感を覚える
- まわりに合わせることを大事にする世界
- いまの不安から逃げられずに我慢する姿
- 小さい頃に目指していた夢にはたどり着けない
それぞれ歌詞と合わせて見ていきましょう。
想像していた姿ではない自分に違和感を覚える
アスファルトは歩きにくいって
今になって気づいたけれど
靴擦れなんてやがて慣れるのかな
何かしらの目標を叶えたはずなのに、その場所が想像していたイメージとは違ったのでしょう。
楽しくて明るい世界のはずだったのに・・
実際はストレスが多くて楽しくない世界(これを靴擦れに例えているのだと思います)
最後の「やがて慣れるのかな」という歌詞は、違和感を覚えながらも今の場所で我慢を続けようとする決意が感じられます。
まわりに合わせることを大事にする世界
言われたこと ただ言われたまま
意見なんかは聞かれてないと
ようやく分かったら一人前だ
典型的な社会人のイメージが浮かび上がりますね…
自分の考えを言っても意味がなく、マンネリした単純作業を続けるだけの生き方。
このような生き方に不満を感じながらも、それに反抗できない自分に不満を感じている状態だと思います。
悪目立ちすることを恐れているのは、「黒い羊」や「不協和音」と似ている感じがしますね。
いまの不安から逃げられずに我慢する姿
ヒールを脱いでしまったら
きっと楽になるのに
ちゃんと我慢をするのが大人
ヒールを脱ぐ(会社を辞める)ことができれば、嫌な思いをせずに済むのに、なかなか一歩を踏み出せない。
嫌なことがあっても逃げ出さず耐え続けることが正義であり、それが社会で求められていることだと思い込んでいる状態でしょう。
ちなみに自分は教授のパワハラが原因で大学院を中退しているのですが、このときに勇気を出して逃げ出して良かったと思っています。
つま先が痛くなってきて
もう遠い場所には行けないよ
嫌なことを我慢しすぎた結果、この場所を離れる気力がなくなってしまうんですよね。
どこかのタイミングで一歩を踏み出すことが大切だと教えてくれる歌詞だと思います。
小さい頃に目指していた夢にはたどり着けない
これは1番サビと最終サビの歌詞。
ヒールの高さの分だけ
大人にはなったけど
手の届かない何かがあるよ
高いヒールを履くこと=大人の女性になる、という意味だと思います
やっと憧れていた大人になれたのに、欲しかったものが手に入れられない現実に失望しているのかもしれません。
あの空の真っ白な雲は
もうどんな形にも見えないよ
子どもの頃は明るい未来を想像していたけど、大人になった今では未来を考えることすら出来なくなっている感じですね。
最終サビでは1番には書かれてなかった、「大人だし」という何かを諦めるような歌詞で終わっています。
あの空の真っ白な雲は
もうどんな形にも見えないよ
大人だし(★追加)
最後に
改めて聴いてみても神曲ですね。
欅坂46の中では、いちばん聴いてる曲かもしれません。
公式ページにMVのオフショットがあるので、興味のある人はぜひ。