「Web系エンジニアになろう」を現役のWebエンジニアが読んだ感想

こんにちは、もっちーです。

この記事では勝又さんのWeb系エンジニアになろうを読んだ感想を書いていきます。

自分もWebエンジニアとして働いているので、現場の経験なども合わせて書いていきます。

もっちー

Web系の自由な働き方に憧れて、2020年に転職しました

この記事で分かること
  • 本書の要約(短めに)
  • 読んだ感想(良かった点)
  • 読んだ感想(悪かった点)

それでは見ていきましょう!

目次

「Web系エンジニアになろう」に書かれていること

まずはWeb系エンジニアになろうの内容を簡単にまとめました。

Webエンジニアについて知識がゼロの状態でも、最後まで読むことでしっかりとした知識が身につきます。

本の内容
  • エンジニアとは?
  • IT業界とWeb業界について
  • Webエンジニアの職種
  • Webエンジニアに必要なスキルや技術
  • Webエンジニアの働き方
  • Webエンジニアになる方法
  • 今後のWebエンジニアはどうなるか?
  • Web業界のトレンド

Webエンジニアに憧れている人はもちろん、すでにWebエンジニアとして働いている人でも勉強になる内容です。

買うかどうか悩んでいる人はkindle版のサンプルを読んでみると良いですね。

Web系エンジニアになろうを読んだ感想(良かった点)

それではWeb系エンジニアになろうを読んだ感想を書いていきます。

実際に自分もWebエンジニアとして働いているので、現場のことも合わせて説明していきます。

  • Web系の会社は若い人が多い
  • Webエンジニアの需要は相変わらず高い
  • さらに若い女性も多い(←嬉しい)
  • Web系では設計スキルとプログラミングスキルの両方が必要

一般的なサラリーマンと違って、Web系の会社は自由な働き方をしている会社が多いです。

  • スーツ着用
  • 満員電車で通勤
  • 断れない飲み会

などに苦しんでいる人はWebエンジニアを目指すのが良いと思います。

もっちー

自分もこのようなストレスを減らす目的でWebエンジニアに転職しました

Web系では設計スキルとプログラミングスキルの両方が必要

Web系の自社開発企業では「プログラミングだけでなく設計スキルも必要」になります。

前職のSIerで自分がやっていた仕事は

  • 仕様書に沿ってプログラミング
  • 完成したシステムの動作確認

このような感じでプログラミングのコードを読み書きするスキルだけで大丈夫でした。

しかし、Web系の会社で開発するシステムは

  • とにかく早くリリースしたい
  • 開発の途中で仕様が変わることもよくある

なので完璧じゃなくても良いので、最低限システムとして動くための設計をする必要があります。

Web系の企業の採用担当者は

プログラミングだけ出来る人なら派遣で雇えば良いかな

と考えていることが多いです。

Web系エンジニアとして正社員でしっかり力を身につけたい人は、システム全体の設計力も身につけておくべきですね。

Webエンジニアの需要は相変わらず高い

これは自分も働きながら感じています。

開発したいアプリはたくさんあるのに、人手が足りずに後回しになっている状況です。

なぜエンジニアの人手が足りてないのか考えてみると

たとえば
  • リモートワーク が普及し始めて
  • 多くの会社がIT化を進めたいと考える
  • それなのにエンジニアの数が少ない

このような経緯で最近はエンジニアの人材不足が深刻になっているのでしょう。

またプログラミングスクールや学習教材が増えてきたので、プログラミング未経験の人でもエンジニアを目指せるようになりました。

もっちー

実際に弊社にも求人がたくさん届いていて、採用担当の人がかなり忙しそうです…

みなさんが当たり前のように使ってるSNSや通販サイトも、裏側でエンジニアがいるからこそ成り立っています。

このような背景があるので、Webエンジニアの需要は下がることはありません。

未経験からエンジニア転職するのは大変かもしれませんが、頑張るだけの価値はあると思います。

Web系は若い人が多い

自分の前職はユーザー系SIerですが、社員のほとんどが40〜50代でした。(90%が男性)

それに比べて現職のWeb系自社開発企業は、ほとんどが20〜30代です。(たぶん社長も30代っぽい)

もっちー

人間関係でストレスが溜まらないので、ゆるい気持ちで仕事をしています

自分もWeb系に転職したことで、働くことへの考え方が変わりました。

Web系に転職して感じたこと
  • 「会社」ではなく「チーム」
  • 「上司」ではなく「先輩」

このように仕事を学生時代の延長っぽく考えるようになりました。

この影響で「もっとスキルアップしたい!」という気持ちも増えてきました。

Web系は女性も多い

あとは女性が多いのもWeb系の魅力だと思います。

気軽にリモートワークできる環境なので

  • 子育てしながら
  • 地方に住みながら
  • アルバイトで週2だけ

などの人も採用できるので、女性の割合が多いのかなと考えています。

もともとSIerなどの出身で、結婚や出産をきっかけにリモートワーク しやすいWeb系に転職した人も多いようです。

Web系エンジニアになろうを読んだ感想(微妙な点)

全体的に分かりやすく論理的にまとまっていました。

TwitterやYouTubeでの発信も分かりやすいので、さすが勝又さん!と思いました。

ただ少しだけ気になる点もあったので、買うことを検討してる人の参考になればと言う気持ちで書いておきます。

  • RubyOnRailsを強く推している
  • SIerの悪いことばかり書いているのは気になる
  • 読むだけではプログラミングスキルは身につかない

それぞれ詳しく解説します。

RubyOnRailsを強く推している

モダンなWeb系の自社開発企業に入るためには、 RubyOnRailsが最適だと書かれています。

たしかにRubyは学習教材が多くてシンプルな言語なので、プログラミング未経験者でも学びやすいと思います。

しかし、 Rubyだけに絞ってしまうと、必然的に応募できる会社も少なくなるのではないでしょうか?

もっちー

個人的にはPHPを学ぶのも選択肢の1つだと思います

たとえば
  • cakePHP
  • Laravel

などのフレームワークを使ってるWeb系自社開発はたくさんありますし、素の PHPで書かれているシステムも多いです。

Rubyが新しい言語なので、それに比べると PHPは古く感じるかもしれませんが、PHPで作られているシステムは数多くあります。

PHPとRubyはコードの書き方もそこまで違わないので、必ずしも Rubyにこだわる必要はないかなと感じました。

SIerの悪いとこばかり書いているのは気になる

タイトルがWeb系エンジニアになろうなので、SIerの悪い点をたくさん書くことでWebエンジニアの良い点が目立って見えます。

しかし、ちょっとSIerを悪く言い過ぎな気がしました。

たとえば
  • 労働環境が悪い
  • 使ってる技術が古い
  • リモートワークが出来ない

ほとんどのSIerはこんな感じです。と書かれていますが、実際にはモダンな働き方をしているSIerもたくさんあります。

あくまでWebエンジニアと比べると古風かもしれませんが、SIerでも技術を学べる会社はあると思います。

読むだけではプログラミングスキルはつかない

当たり前かもしれませんが、Web系エンジニアになろうを読むだけではプログラミングスキルは身につきません。

Webエンジニアに転職するまでの道順を教えてくれますが、実際にプログラミング学習をするときは別の参考書を使う必要があります。

もっちー

Webエンジニアの全体像を知りたい人には向いていると思います

最後のまとめ(全体を読んだ感想)

実際にWebエンジニアとして働いてる自分が読んだ感想としては、Web系エンジニアになろうはプログラミング未経験者〜中堅エンジニアにオススメできる1冊です。

勝又さんの書く内容は論理的にまとまっているので、なぜWebエンジニアになるべきか理由がスッと理解できます。

SNSでの情報発信も質がかなり高く

  • エンジニアに憧れる人
  • 1〜2年目の若手エンジニア
  • キャリア形成に悩む中堅エンジニア

などの幅広い人のタメになる内容です。

そんな勝又さんが書いた書籍の「Web系エンジニアになろう」

興味がある人はぜひ読んでみてください。

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