今回は「恋する失恋バスツアー」を読んだ感想を書いていきます。
ここ最近は森沢明夫さんにハマっているので、とにかく森沢さんの作品をかたっぱしから読んでいる状況です(笑)
もっちー
リラックスした気持ちで読むことができる内容でした
物語の途中には、ヒカルの卵や海を抱いたビー玉を思い出させるような描写も。
さまざまな小説の登場人物たちが別の小説にも出てくるのは、森沢さん作品ならではの特徴ですね。
それでは気になった部分やセリフなどを紹介します。
目次
他人のために何かをしようとすると、人生が充実して免疫力が上がってくる(p123)
幼いときに虐待された経験のある、心理カウンセラーが言った言葉。
1人でいることが好きな自分にとって、まだちゃんと理解することはできないけど。
相手のために尽くしたいと思えるような人と出会えれば、生きる目的も変わってくるかもしれません。
以前読んだことのあるGIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代という本を思い出しました。
神様は、誰の人生にも「良いこと」と「悪いこと」が半分ずつ起こるようにしている。それで半分ずつがいちばん幸せな比率(p191〜)
自分の人生を振り返ってみると、悪いことの方が多く起こっている気がする…
でも、それは良いことに気づけていないのが原因かもしれない。
きらきら眼鏡をかけて人生を見るようにすれば、良いことに気づけそうだと思いました。
物語の根幹となるメッセージは、「きらきら眼鏡」とも似ているように感じました。
【感想】きらきら眼鏡/森沢明夫
最近は森沢明夫さんの小説にハマってます。 今回は「きらきら眼鏡」を読んだ感想を書きました。 ひさしぶりに感動する小説に出会えた気分です。 来週、実家に帰る予定な…
人が求めているのは「何かを得ること」ではなくて、何かを得ることで味わえそうな「その先の感情」である(p334)
いちばん欲しいものは「不安と恐怖のない心」と言った人に対して、心理カウンセラーが放った言葉。
たとえば
- お金が欲しい
- まわりの人からチヤホヤされたい
- 恋人が欲しい
- 一緒にいて癒される気分になりたい
- 旅に行きたい
- キレイな景色を見て心穏やかになりたい
このように「何かを得る」ことの先にある楽しい将来を求めている。
目的を達成するために自分がやっていることの、その先にある未来を想像することで、自分の中にある本当の欲望に気づけような気がしました。