【感想】HSPの心理学/飯村周平

こんにちは、もっちーです。

今回はHSPの心理学という本を読んだ感想を書いてきます。

HSPとは「生きづらい原因にラベルをつけるための特徴」と表現されていました。

SNSの普及により多くの情報にアクセスしやすくなり、自粛が増えた2020年頃からHSPという言葉が広がったと解説されています。

インターネット上に溢れているHSPの情報には間違ったものがあるので、それを医学的な考え方から解説していく内容になっていました。

ちょっと難しい内容でしたが、学べることが多くて読む価値があったと思います。

それでは気になった部分を詳しく見ていきましょう!

目次

HSPは環境が変わることの恩恵を受けやすい

一般的に「HSPは感受性が高く、まわりからの刺激に反応しやすい」と言われていることが多いですよね。

ネガティブなことだと捉えられるがちですが、環境の変化による刺激はHSPにとって良い影響を与えやすいと解説されています。

自分は横浜→東京に引越しをしたのですが、引越しをする直前に

慣れている環境から離れるのが怖い…

と環境が変わることに抵抗がありました。

しかし、いざ引っ越してみたら意外とすぐに馴染むことができて、むしろ環境の変化により気持ちが前向きになった気がします。

たとえば
  • 新しいスーパーに行ってみる
  • 部屋のレイアウトを考えてみる
  • 会社終わりに寄り道しながら帰ってみる

などなど… そこまで大きい行動ではないですが、明るくてポジティブな気持ちになることが増えました。

そういう意味では、HSPは環境の変化による恩恵を受けやすい、という考えも納得できますね。

不安を感じることは自分を守ることにつながる

HSPはまわりの環境から良くも悪くも影響を受けやすいので、小さなことでも不安や心配な気持ちになりがちです。

そもそもの「不安を感じることは自分の命を守るための性質」と考えられています。

ささいなことでも敏感に不安を感じることで、普通の人では気付けないような危険なシーンを回避することができる可能性が高くなります。

不安について詳しく知りたい人は、以下の本がオススメです。

しかし、不安を感じる頻度が高くなりすぎると、日時生活の小さなことでもネガティブな気分につながってしまいます。

たとえば「不安障害」や「パニック障害」だったり、「強迫性障害」などのことですね。

もっちー

自分もこのような症状に悩まされています…

不安を感じると居ても立っても居られない気持ちになりますが、自分の命を守るための感情だと考えることで、少しは落ち着いた気分になれるはずです。

最後に

全体的に難しい内容が多かったですが、すべてをちゃんと読まなくてもHSPへの理解が深まりました。

これまで「HSPは○○だ」と決めつけていた考えが、バイアスの影響を大きく受けていたことに驚きました。

おそらく自分は「内向的で神経質なHSP」ですが、改めて自分の性質について考え直すきっかけになったと思います。

興味がある人はぜひ読んでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次