【感想】HSPブームの功罪を問う/飯村周平

今回はHSPブームの功罪を問うについての感想を書いていきます。

特徴的なタイトルの本だったので

もっちー

HSPの功罪…?気になる…

と思ったので、速攻でポチって読んでみました。

HSPのメリット・デメリットを挙げながら、どのような経緯でHSPという言葉が世間に広まったか、さまざまな例を出して解説しています。

その中で気をつけるべき点(HSPブームの功罪)についても注意をされています。

HSPについてブログで情報発信している自分も、どのような功罪があるのか頭に入れておこうと思います。

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HSPの物語性が世間に大きな影響を与えた

HSPが大きく広まった理由は、「生きづらさを感じる人の心に響く物語性があったから」と書かれていました。

繊細な性格なので、小さいことで傷つきやすい。

でも繊細であることによって、他の人よりも共感性が高く、物事の良いところに気づける。

という物語性によって、HSPという言葉がポシディブに捉えられるようになりました。

生きづらさに「HSP」という名前をつけられる

不安やモヤモヤした気持ちに悩まされてきたり理由が、HSPという言葉でラベリングされるようになりました。

これによってネガティブな気持ちに理由づけをして、生きづらい自分を受け入れることができます。

こうしてHSPという言葉が広がったと考えられます。

もっちー

HSPという言葉をはじめて知ったときは、生きづらい世界から救われたような気分になりました

もちろん気持ちが落ち着くのは良いことですが、不安な気持ちにはHSPとは関係ない理由があるかもしれません。

その原因を正しく突き止めずに、「HSPだから仕方ないよね」と決めつけてしまうことはHSPの功罪と言えるでしょう。

HSPをターゲットにしてお金を搾取しようとする人がいる

たとえば、HSPを理由にして、医療行為をおこなうクリニックが増えています。

HSPは病気ではないので、病院で治療してもらう必要はありません。

そもそもHSPは気質なので、治す治さないの問題ではないと思います。

しかし、HSPという言葉を巧みに使って、お金のかかる医療行為に誘導するクリニックが増えているようです。

Googleの検索上位に表示されることが多いので、あまり知識がない人は広告に騙されてしまうことも。

HSPを「人からお金を搾取するためのネタ」として悪用する人も増えてきています。

もっちー

これに引っかからないことが大切ですね

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