【感想】プチ脅迫性障害という幸せ/杉山崇

手洗いや確認などの強迫性障害に苦しめられています。

強迫性障害のストレスを少しでも減らしたかったので、プチ強迫性障害という幸せを読んでみました。

強迫性障害を持っている = 幸せを感じることに繋がる

という新しい視点から書かれているので、学べることが多かったと感じました。

目次

心配をなくすことが最優先の目標になっている

強迫行為をする理由は

心配事を減らして不安な気持ちを解消する目的

であると解説されていました。

自分の行為がやりすぎだと感じながらも、その行為によって安心感を得られるので続けてしまうわけです。

たとえば自分の場合だと
  • 手洗い・洗浄をやりすぎる(コロナに感染するかも)
  • 水回りの状態が心配(水漏れにつながるかも)
  • コンセントが刺さったままだと心配(火事が起こるかも)
  • 家の戸締りをしたかどうか気になる(泥棒に入られるかも)

などの行為が当てはまります。

すべて「〜〜かも」という起こる確率の低いことを気にしすぎて、不安な気持ちになっている状態。

この不安を解消することで安心感が得られるので、自分の気持ちを満足させるために強迫行為をしていると考えられます。

強い心配を解消すると幸せな気分になれる

タイトルにも書かれているように

プチ強迫性障害であることは、普通の人よりも幸せを感じやすい

と著者は解説しています。

心配事が多くて気になってしまうけど、それを解消することで気持ちが明るくなるという考え方です。

強迫性障害の人が悩んでいることは

たとえば
  • 手を洗いたい
  • 汚いものに触れたくない
  • 部屋の戸締りを確認したい

などのように、一般的には小さな悩みであることが多いです。

しかも、簡単な行為によって一時的に悩みをクリアにすることができます(これが強迫行為)

また強迫性障害の行為が出てしまった…

と考えるとネガティブな気分になってしまうので、逆に悩みを解決できたと考えればポシディブで明るい気分になれるようです。

ここからは自分の話を少しだけ

自分は手洗いや除菌をしないと気が済まない潔癖症なので、外出するのがとてもストレスになります。

しかし、家に帰ってすぐにお風呂に入り体を綺麗にすることで

もっちー

スッキリした。きたない汚れを落とせて安心。

このように幸せな気分になることができます。

強迫性障害ではない人であれば、ただお風呂に入っただけでは、こんなに幸せな気分は味わえないはず。

そう考えるとプチ強迫性障害であることは、良いことなのかもしれません。

最後に

自分の場合だと、強迫性障害はしばらく治せないような気がしています・・

なのでストレスを感じる機会を減らして、「強迫性障害 = 幸せ」とポジティブに捉えてみようと思いました。

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