こんにちは、もっちーです。
今回は
を読んだ感想を書いていきます。頭の中にモヤモヤした不安が広がっている自分にとって、勉強になる内容が多く書かれていました。
- モヤモヤした悩みや不安が多い人
- 人間関係にストレスを感じてしまう人
- 日常生活で使える心理学に興味がある人
何かしらの悩みや不安を考えている人には、ぜひ読んでもらいたいです。
生きづらい理由はバイアスが原因かもしれません。
それでは詳しく見ていきましょう。
バイアスを持っていると人生を有利に過ごせる
バイアスって言葉は、どちらかと言うと悪い印象を感じるのではないでしょうか?
自分も「バイアス=偏見」だと思っていました
しかし、バイアス自体は良くも悪くもなくて、使い方次第では良い結果につながることも。
たとえば現状維持バイアスが挙げられます。
良い状態をキープする方向に考えること
→リスクを犯さずに安定した生活を維持することができる
あまり良いイメージを持たれることがないバイアスですが、本当の意味をしっかり理解しておくことで、普通の人よりも有利な人生を過ごせる可能性があります。
自分では気づかぬうちに、バイアスに基づいた良い行動をしているかもしれません。
ひとつひとつの行動にどんなバイアスが隠されているか、意識しながら生活してみようと思いました。
「悪いことは起きない」と考える楽観バイアス(ポジティブ幻想)
ほとんどの人間は
良いことは起きて、悪いことは起きない
と考える傾向があります。
自分の未来をポシディブだと思える人が多いってことですね。
このような考え方は、楽観バイアス(ポシディブ幻想)と呼ばれています。
- いずれ給料が上がるはず
- 良い人間関係を築けるはず
- 魅力的な人と結婚できるはず
しっかりとした根拠が無いにもかかわらず、良い将来を想像できる性質です。
人生を楽しむためには、ポシディブな考えでいられることは大切だと思います。
自分はネガティブに考えてしまう性格なので、楽観バイアスは当てはまらない…
将来の不安や起こりそうなリスクばっかり考えてしまい、それを解決するために今を生きている感じ。
なかなか生きづらいですね。
でも楽観バイアスが強い人の場合、その人たちはリスクが起こったときに対処できないわけですよね。
そう考えると自分みたいな性格の人は、何か大変なことが起こったとしても、良い感じに解決できるのだと思います。
自分は正しくて他人は間違ってると考えるバイアス
このような考え方を「自己中心的公正バイアス」と言います。
もし自分が間違っていたとしても、自分の考えは正しいはずだと思い込むようなバイアスです。
自分の考えに確証が持てない場合は、同じ意見の人に肯定してもらうための行動を起こすこともあったり。
ちなみにこれは「社会的妥当性」と呼ばれる心理学の用語です。
身近な人に「あなたは正しい」と言ってもらうことで、自分の考えが間違ってないと確証を持つこと
SNSなどで同じ意見の人が集まりやすいのは、社会的妥当性を求めている人が多いことが原因になっている気がします。
ある意味で承認欲求につながっている感じがしました。
SNSがバイアスを増幅させている
インターネット上には、さまざまな意見を持った人がいます。
自分の考えとは違う意見に触れることで、頭の中にあるバイアスがどんどん大きくなることも。
「自分の考えが正しい」という確証バイアスが強い場合、SNSを使うことによって不満やストレスが増え、他人に対して攻撃的になってしまうと考えられます。
メンタルが不安定になりがちな人はSNSをやめるべきです。
また、SNSで表示される情報は「自分の好みにあったものがレコメンドされている」という仕組みが多いのではないでしょうか?
自分の好きなものを高く評価する機会が増えて、そうではないものを批判する考えが強くなってしまう危険性がありそうです。
バイアスが存在することを考えると、SNSを使うのはデメリットばかりだと思いました
最後に
とても勉強になる本だったと思います。
さまざな種類のバイアスが解説されていましたが、中には自分に当てはまらないな〜と感じるバイアスもあったり。
こんな考え方おかしいでしょ!
と思いながら読んでいましたが、このように自分とは違う考えを否定するのもバイアスの仕組みでしょうね…(笑)
バイアスを意識しながら生きてみようと思える、日常に活かせそうな内容を学ぶことができた本でした。
興味のある人はぜひ読んでみてください。