こんにちは、もっちーです。
今回は森博嗣さんの集中力はいらないを読んでみました。
さまざまな場面で「集中した方が良い」と言われることが多いと思いますが、何かを達成するためには「集中する必要はない」という考えもあります。
この本では、森博嗣さんの経験をベースにしながら
- なぜ集中力が必要ないと考えているのか
- 集中せずに目的を達成するためにはどうすれば良いのか
などの内容が解説されています。
自己啓発本というよりエッセイに近い感じなので、わりとラフな気分で読むことができました。
それでは読んだ感想・気づいたことを書いてきます。
目次
ある一点に集中することとで、まわりが見えなくなってしまう
まずは集中することのデメリットについて。
ひとつの物事に集中しすぎると、「客観的に見るための冷静さがなくなる」と書かれていました。
たとえば
- 衝動買いしやすくなる
- 悪質な詐欺に遭いやすくなる
- 広告に影響を受けやすくなる
どうしても欲しい物があったり、解消したい悩みがあったりする状態だったとします。
そんなときに欲求や悩みを解決してくれるアイテムが出てくることで
これで大丈夫だろう
と勝手に自分で決めつけてしまい、まわりの世界が見えなくなってしまうことに。
本当はもっと良いものが他にあるかもしれないのに、最初に見つけたものに集中してしまった結果、冷静になることができず間違った選択をしてしまう可能性があります。
集中することのデメリットとして、「冷静な判断ができなくなる危険がある」ということを理解するのが大切です。
集中ではなく分散思考をすることによって、新しいことに気づけるチャンスに繋がる
さきほどの内容と似ている部分もありますが、特定のことだけに集中せず全体を見渡せるようになると、新しい発見に繋がることがあります。
普通の人であれば気づかずにスルーしてしまうことでも、分散的な思考(幅広いことにアンテナを貼る考え)を持っていれば、取り逃がすことなく気づけるようになったり。
こうして自分の好きなこと・やりたいことを広げていくことができます
集中することだけを重要視していると、将来の可能性を手に入れるチャンスを逃してしまうかもしれません。