こんにちは、もっちーです。
Webマーケティング会社のエンジニアとして働いていますが、1〜2ヶ月後に広告運用の仕事をやる機会が出てきました。
そこで広告運用に活かせそうな「行動経済学」や「社会心理学」のスキルを身につけようと考えています。
まずは社会心理学をざっくりと学びたかったので、「大学4年間の社会心理学が10時間で学べる」という本を読んでみました。
こちらの本は他の分野もシリーズ化されていて
なとがあります。
社会人が新しい知識を身につけるリスキリングが流行っているため、このような学問を勉強できる本は需要が高いのかな…と思いました。
それでは読んだ感想を見ていきましょう。
似たもの同士が強く結びつく世界
同じ考えを持っている人で集まることで「閉じたネットワーク」を作られます。
そのネットワーク内でどんどん親密になり、まわりの世界に影響を与えるために炎上するような行為をしてしまったり。
流行りのオンラインサロンみたいな感じですね
「〇〇さん凄いです!」などのコメントを通して、共感できる人が集まってコミュニティを形成するイメージです。
閉じたネットワーク内だけで活動するなら問題ないですが、外のネットワークにも影響を与えようとして自分の意見を強く押し出してくる人もいますよね。
Google検索のアルゴリズムでも、このような似たものを結びつける考えが使われているらしいです。
ユーザーが興味を持つような検索結果を表示することで、狭い範囲の情報しか得られない状態になっていきます。
これはWebマーケティング会社で働いている自分にとって覚えておくべきことだと感じました。
外集団へのステレオタイプは、悪意が入ると偏見に繋がる
自分と違うグループにいる人を見たときに
あの人たちは〇〇してそう
みたいにグループ全体の特徴を決めつけるような考え方を、固定観念(ステレオタイプ)と呼びます。
固定観念そのものは自然に感じるので、決して悪いことではありません。
しかし、ここに悪意が含まれてくると、偏見へと繋がっていきます。
あのグループにいる人は全員頭が悪い
みたいな感じの固定観念ですね。
自分と違うタイプの人を否定することで、自分の存在価値を認めようとしている気がします。
欅坂46の「黒い羊」という曲を思い出しました。
まわりの評価に合わせた行動を取りがちな世界になっている
あるあるですよね…。
たとえば
- 食べログの口コミ
- Amazonのレビュー
- まとめサイトのランキング
などなど、、インターネット上にある情報はほとんど何かしらの評価になってる気がします。
自分も他人の意見に影響を受けやすいです
まわりの評価に影響を受けることで、自分も同じ行動(同じ評価をすること)をしてしまうことが多いと思います。
その結果、同じような評価の連鎖が続いて、本来あるべき評価が見えなくなる懸念があります。
本当は微妙な商品だったのに、正直なレビューが書けずに中途半端な評価になっている感じですかね。
新発売された本のAmazonレビューを見てみると、星4〜5の高評価になっていることが多いですよね?
これは本を書いた著者の関係者が、まわりからよく見られるために嘘のレビューを入れてるという背景があります。
いわゆるステマ(ステルス・マーケティング)です。
じつは自分も同じように高評価をしたことがあります…(反省)
このような部分にも社会心理学の考え方が使われているんですね。
最後に
幅広く社会心理学について解説されているので、新しく知ることができた内容が多かったです。
広告運用の仕事にも活かせそうなアイデアに繋がる気がしました。
ただ、まったくの初心者な自分にとっては、ちょっと難しく感じることもあったり…。
すべてを理解する必要はなくて、自分が興味のある内容だけじっくり読む方法が良いと思います。
興味のある人はぜひ読んでみてください。