こんにちは、もっちーです。
今回は東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方という本を読んでみました。
ストレングス・ファインダーの1位が「内省」だったので、ものごとを深く考えることは得意なはず。
だと思うのですが、実際は不安や悩みのようなネガティブなことばかり考えてしまいます…。
せっかく自分の強みが「内省」なのだから、良い方向に活かしていきたい!
と言う気持ちで、考え力の鍛え方を読んでみました。
ただ読んで終わりにせず、試せそうなことを自分の生活に取り入れていこうと思いました。
それでは気づいたことを書いていきます。
自分で考えて創造する力が大切
まずは「自分で考えて創造する力」が大切だと書かれていました。
高校生までは、与えられた問題の答えを求める力(マニュアル力)を持っている人が、いわゆる頭の良い人と思われていました。
しかし、大学や社会人になると、マニュアル的な作業は評価されることが少なく、自分の考えで動ける人が評価されるようになります。
このような力は「自分で考えて創造する力」と呼ばれていて、以下の3つに分けられます。
- 問題を見つける力
- 見つけた問題を解く力
- 何事にも諦めない人間力
この中でも「問題を見つける力」は、ストレングス・ファインダーの回復志向と繋がりが深いと感じました。
すべて身につけるのは簡単ではありませんが、少しずつ身につけていけるように頑張ります。
この本では、それぞれの力を身につけるための具体的な方法が紹介されていました。
- 心に刺さった内容
- 実践できそうなコツ
などを自分なりにまとめてみたので、それぞれ見ていきましょう。
自分自身との会話によって問題を見つける
心に浮かんだことや考えていることをメモに書き出して、それに対して1人で対話をしてみるのが大切です。
この作業を繰り返すことで、これまでは気づかなかった問題や解決法を見つけられるようになります。
たとえば、この本では分かりやすい例として
「大学生」と「大学院生(博士)」の違い
について解説されていました。
大学生になるためには、与えられた問題を解いて受験に合格する必要があります。
大学の授業もどちらかと言えば、受け身で聞いてても単位を取れることが多いでしょう。
しかし、大学院生(特に博士課程)になると、教授から問題を渡されることはなく、自分自身で研究テーマを決めなければなりません。
そのため、博士課程まで進んだ人は、自力で問題を見つける力が身についています。
それに比べて一般的な大学生は、自分自身でじっくり考える機会があまり多くないと思います。
このような状態で社会人になると、新しいアイデアを提案するようなクリエイティブな仕事ができずに戸惑ってしまうはずです。
マニュアル的な作業ばかりだと退屈に感じますよね・・
そこで、自分の考えをノートなどに書き出して、それに対して「なぜ〇〇なのか?」と自分自身と対話することが重要になります。
手軽に試したい場合は「ゼロ秒思考」がオススメです。
モヤモヤした不安や悩みを減らすために続けていますが、ものごとを考える力が上がってきたと実感しています。
興味のある人は試してみてください。
分からないで終わりにせず「何が分からないのか?」を明確にする
考えることがあまり得意でない場合は
〇〇が分からなくてモヤモヤする…
と悩んでしまうことは多いと思います。
そもそま「分からない」という言葉は、以下の3つのタイプにわけられます。
- 事実を知らない
- 答えが分からない
- 「何が分からないか」分からない
事実を知らない場合は「調べてみる」ことで簡単に解決できます。
答えが分からない場合は「自分の考えるor誰かに聞いてみる」ことで、何かしらの結論を見つけられると思います。
しかし「何が分からないか分からない」という場合は、簡単に答えを出すことはできません。
逆に考えれば、何が分からないか分からない状況は、新しい問題を見つけられるチャンスだと考えられます。
つまり、問題を見つける力は
何が分からないのか明確にして、その答えを見つけるために調べられる状態にする
という意味に置き換えることができます。
分からないことを細分化してメモに書き出し、それぞれの項目を深掘りしていくことで、自分の悩みを解決するアイデアに繋がるかもしれません。
分からない理由を見つけようとする姿勢が大切ですね
このように身の回りの疑問を見つけるためには、日記を書くことがベストだと思います。
自分はさみしい夜にはペンを持てという本を読んだことがきっかけで、日記を書く習慣をつけることができました。
自分の気持ちを表に出せない主人公が、文章を書くことを通して自分自身と向き合っていく内容です。
難しい内容ではなく物語形式なので、読書がニガテな人でも読みやすいです。
遠回りすることでゴールに近づく可能性もある(キュリオシティ・ドリブン)
目標を達成するためにゴールに直前的に向かわず、あえて遠回りをすることで良い結果を得られることもあります。
しっかりとした計画通りに進んでいくわけではなく、直感で良さそうだと感じたことを試していくイメージですね
これは好奇心に従って行動するという意味なので、「キュリオシティ・ドリブン」と呼ばれています。
- 白川英樹さんなノーベル化学賞
- 小柴昌俊さんのノーベル物理学賞
- 江崎玲於奈さんのノーベル物理学賞
などの功績は、寄り道したことで見つかった研究結果によるものらしいです。
もっと身近な例だと「Google News」も社員の好奇心に基づいた行動によって開発されたとのこと。
このようにゴールに向かって真っ直ぐ進むだけでなく、自分の気の向くまま好きなことに挑戦してみるのもオススメです。
これまでとは違った視点からアイデアに気づけたりするかもしれません。
成果に鈍感な人こそ良い成果を得られる
他人に評価されることが目的ではなく、自分の興味や好奇心を満たすために行動している人は、最終的に良い方向に進んでいけます。
いわゆる承認欲求ベースで行動していると、結局なにも得られなかったりするわけです。
他にも例をあげると
- 要領が悪いと言われる
- 臨機応変な対応がニガテ
このような性格の人も、将来的に良い成果を得られる可能性が高いです。
要領が悪い・臨機応変に対応できない…と言われてしまうのは、自分の頭でゆっくり考える時間が必要だから。
言われたことをそのままやるだけの人は、成長の伸びしろは無いと思います。
ゆっくり考える習慣がある人こそ、最終的にやりがいのある楽しい人生を送れるはずです。