こんにちは、もっちーです。
今回はアンデシュ・ハンセンの「ストレス脳」を読んだ感想を書いていきます。
読むきっかけになったのは、ここ最近ストレスや不安を感じることが多かったからです。
まずはこの本の内容について。
- 私たちはサバイバルの生き残り
- なぜ人間には感情があるのか
- なぜ人は不安やパニックを感じるのか
- 人はなぜ「うつ」になるのか
- なぜ孤独はリスクになるのか
- なぜ運動でリスクを下げられるのか
- 最も精神状態が悪いのは今なのか
- なぜ「宿命本能に振り回されてしまうのか」
- 幸せの罠
人間が不安やストレスを感じたり、うつ病になってしまったりすることを、狩猟時代の生き方まで遡って解説しています。
ストレス脳を読んだ感想としては
なぜ自分が不安やストレスを感じているか、人間の進化に基づいた理由を知ることができました
「自分のメンタルの弱さが原因ではない」というわことに気づけたので、気持ちがラクになりました。
それでは「自分が気になった内容」や「心に刺さった内容」を書いていこうと思います。
脳は「生き続けること」を最優先にして動いている
ストレスを感じたり不安になるのは、それが最終的には死につながる可能性があるから。
たとえば自分がストレスや不安として感じることは
- 病気になる
- 誰かに怒られる
- お腹が痛くなる
などなど(他にもたくさんあります)
「人に怒られる」は直接的には死に繋がらないけど
会社の上司に怒られる
↓
雰囲気が悪くなり会社に居づらくなる
↓
仕事ができなくなりお金がなくなる
↓
食べるものが無くて飢え死にする
といった感じで最終的には死ぬことになる可能性があります。
脳の仕組みは狩猟時代から変わってないので、その時の死につながるリスクを不安やストレスに感じるようです。
狩猟時代は部族から追い出されてしまうと、食糧が手に入らず飢え死にしてしまう時代でした
孤独でいることがうつ病などの発症に繋がるリスクになる
自分はどちらかと言うと友達が少ないので、世間的に見たら孤独に思われるかもしれません。
このように孤独の状態だと、将来的にうつ病になる可能性が高いらしいです。
でもちょっと違和感があったので、こんなツイートをしました。
このモヤモヤを解消してくれる内容もちゃんと書いてあって
孤独とは、その人がいくつ社会的接触を持っていいるのかと、いくつ持っていたいかの差
ストレス脳
と孤独の定義についても解説してありました。
たとえば自分の場合だと
- 会社のメンバー
- 家族(実家の両親・祖母)
- たまにLINEする程度の友達
→ 3つ
- 家族
- 友達
→ 2つ
つまり持っていたい数よりも持っている数の方が多いから、孤独を感じていないらしいです。
さらに言えば「会社との社会的接触」は必要ではないので、もしお金に余裕があれば会社を辞められるってことかも?
関係が密になる正社員ではなくて、業務委託やフリーランスのような契約でも自分は孤独を感じないのかもしれない
脳は他人が自分に対して否定的であることに敏感で、まわりの人たちを競争心が強く非協力的だと感じる
これは自分の性格にぴったり当てはまりました。
- メンタルが弱めだったり
- ささいな事で落ち込んだり
- 他人の言葉に影響を受けすぎたり
いわゆる繊細でHSPな性格です。
誰かが自分に対して否定的な言葉やオーラを放っていると、その人に対してはめちゃくちゃ嫌悪感を覚えてしまいます
相手はとくに気にせず言ったことかもしれないけど、自分としては絶対に許せなく感じちゃって
- この人とは一切話したくない
- 近くにいることに嫌気が差してくる
- 相手が何か喋るたびに嫌悪感を覚える
みたいに過度な反応をしてしまいます。
研究室(大学院)のヒゲ教授を思い出します…
孤独でいると睡眠中に目が覚める回数が増えてくる。それは1人で寝ている人は危険が近づいても誰にも教えてもらえなかいから。
なるほどー!って感じ。
たしかに一人暮らしを始めてから睡眠の質が下がった気がします。
社会人になって仕事が大変だったからストレスや不安で寝つきが悪くなった
と思ってたけど、もしかしたら1人で寝ていることが原因だったのかもしれないですね。
たしかに実家に帰った時はぐっすり眠れてる
最後に
「ストレス脳」はページ数も多く、最後まで読むのにかなり時間がかかりました…
でも最後まで読む価値がある本なので、興味のある人はぜひ読んでみてください。