こんにちは、もっちーです。
今回は「臆病者の自転車生活」というエッセイ集を読んだ感想を書いていきます。
あまり活発ではなかった筆者の女性が、自転車と出会ったことでポジティブな気持ちになり、いろいろな場所へサイクリングをする物語です。
筆者が住んでいるのが横浜市ということで、みなとみらいや臨港パークなどの言葉が出てきます。
約30年ほど横浜に住んでいた自分は懐かしい気持ちになりました。
横浜の海沿いをサイクリングするのは楽しいですよね☺️
懐かしいツイートが見つかりました。
コロナ禍であまり自由に外へ出られないときに、近所をサイクリングするのにハマっていた記憶があります。

1人でも楽しめるサイクリングは誰でも楽しめる趣味になるはずです。
そして今回の「臆病者の自転車生活」には以下のような文章が書かれていました。
自転車に乗ると頭がスッキリして
アイデアやインスピレーションが浮かぶ
そうなると早く書き出したくてたまらなくなる
自転車をとめてカフェにでも入って、頭の中にあるものを書き出した
p43
家に引きこもりがちだった自分にとって、無心になってペダルを漕ぐことで、余計なことを考える時間がなくなったのだと思いました。
そして、別の新しい何かを思いつくきっかけになるのではないでしょうか?

まさに「繊細すぎ」だった筆者が、自転車をきっかけに新しいことに挑戦する姿が描かれています。
読んでいるだけで自分も勇気をもらったような気分になれる作品でした。
最後に心に残った文章をピックアップしておきます。
ただ無心に、空っぽになって走る
思えば、自転車で長い距離を走るとき、こんな時間が必ずある
まったく進んでいる気がしないまま、ひたすら前に進むしかない時間
だけど、不思議と終わってみるとそういう時間が懐かしくなる
p164
これって「長い人生の一部分」と考えられるのではないでしょうか?
あまり進んでいる感じがなかった頃でも、実は少しずつ進むことができていた・・という意味が込められていると思いました。
興味のある人はぜひ読んでみてください。