最近は森沢明夫さんの小説にハマってます。
今回は「きらきら眼鏡」を読んだ感想を書きました。
ひさしぶりに感動する小説に出会えた気分です。
来週、実家に帰る予定なので、そのときに母親にも貸すつもり。
内容はシンプルな物語だけど、一つ一つの描写に共感させられる点が多かったです。
主人公と自分の性格が似ていることも、感情移入しやすかった理由かもしれません。
心に刺さったセリフなどを、忘れないようにメモしておきます。
目次
そういう経験があったから今の自分がいる(p172)
主人公がいじめられた過去を話したあとに、打ち明けた相手に言われたセリフ。
自分も学生時代(とくに大学)はネガティブな気持ちになることが多かったです。
でも、その思い出があるからこそ「大学の頃よりは今のほうが良い生活だ」と思えるのかもしれないと感じました。
人はみんな、生き方と死に方を学んでいる学生(p364)
余命宣告を受けている人のセリフ。
長い時間をかけて生きる方法を学んで、終盤になったら死ぬ方法を学んで卒業する。
きらきら眼鏡より引用
どれくらいの時間をかけて学ぶかは人それぞれ。
自分は今はまだ生き方を学んでいる段階だけど、いつ死に方を学び始めるかは分からない。
生き方を学んでいる間は、思いっきりいろんなことを体験するべきだと感じました。
恋愛は人の心を耕してくれるもの(p481)
失礼した女性が言ったセリフ。
耕されて以前より柔らかくなった土に新しい種をまいて、少しずつ成長させながら最後は大きな花を咲かす
きらきら眼鏡より引用
学生時代(高3, 大1)のときに付き合ってた彼女にフラれてから、女性に対して警戒(?)するような接し方になってしまいました。
それ以降はなるべく女性に近づかないような生活を過ごしています(自分が傷つくのを避けるために…)
でも今は土が柔らかくなりつつある状況なのかもしれない。
もう少し時間が経ったら、種をまき始めてみようかなと思います。
そして最後は良い花を咲かせたいです。