内容が深くて面白かったです。約500ページと長めな作品ですが、あっという間に読み終わりました。
中学生やその保護者のリアルな感情が描かれている作品だと思います。
それぞれの登場人物が本当のことを隠しているため、事件の真実がなかなか浮かび上がらない感じですね。
後半まで読み進めたところで、タイトルの「沈黙の町で」という意味が伝わってきました。
家シリーズの短編と同じような終わり方ですね(物語の続きを読者にイメージさせるような構成)
【感想】家シリーズ/奥田英朗
さまざまな家族を舞台にした短編小説。 はっきりとした結末で終わる形ではなく、その後のストーリーを読者に想像させるような構成になっています。 登場人物の未来を考…