こんにちは、もっちーです。
凪良さんの「わたしの美しい庭」を読んだ感想を書いていきます。
名前は聞いたことあったけど読むのは初めての作家さんです。
まずは映画化して話題になった「流浪の月」を読んだほうが良いのかな・・と思っていましたが、きらきらと輝いている表紙につられて「わたしの美しい庭」を買ってしまいました。
最初の数ページを読み始めたときの感想は
なんか登場人物の名前にクセがある・・
と感じてしまい、自分には向いてない作品かもと思いました。
登場人物の名前はこちら。
メインの登場人物
- 統理(とうり)
- 百音(もね)
- 路有(ろう)
なかなか目にしない名前ですよね・・少女漫画にありそうだと感じました(調べたら凪良さんのデビュー作はBLでした)
途中まではモヤモヤした気持ちで読んでいましたが、他に出てくる人物は一般的な名前が多かったです。
クセの強い名前の3人と一緒に過ごすことで、行き詰まった状態から1歩踏み出す感じのストーリーだと思います。
そういう意味ではあえて珍しい名前をつけることで、それ以外の登場人物と区別する意図があったのかもしれません(知らんけど)
最後に心に刺さった文書をピックアップしました。
凪良さんの表現は個人的にかなり好きな感じです。
映画も小説も人も出会うタイミングってものがあるんだ
p128
大人になるにつれて感覚には思い出という付加価値がつくんだ
p237
良い言葉ですね。
懐かしい音楽を聴いたときに気持ちが明るくなることが多いですが、それは聴いていた頃の情景を思い出しているのではないでしょうか?
当時はいつも通り聴いていた音楽でも、時が経つことで付加価値がついて懐かしく感じるようになったのだと思います。