こんにちは、もっちーです。
森沢明夫さんの「青い孤島」を読んだ感想を書いていきます。
絶景の離島・小鬼ヶ島で歴史的な大事件勃発! 同調圧力に屈せず、ミラクル大作戦で東西対立をぶっ壊せ。
さあ、リアル・ロールプレイング・ゲームの始まりだ。ちょっとの勇気で誰だって勇者になれるんだ――。 読むと元気と勇気をもらえるRPG小説。
紹介文より引用
最後まで読んだところで「リアル・ロールプレイング・ゲーム」と書かれていた意味が理解できました。
現状の会社での扱われ方にモヤモヤしていた主人公が、島で暮らす人々と協力していく中で人生に楽しさを見出す・・そんな感じの前向きな気持ちにしてくれる作品でした。
この物語の大きなテーマとして
- 同調圧力
- 僻地の離島
- 島の活性化
などが挙げられていて、自然に興味がある自分にとってはあたかも自分が離島に行っているような気分で楽しむことができました。
やっぱり森沢明夫さんの作品には、生きる楽しさを見出してくれる魅力がありますね。
心に刺さった文章をピックアップ①
「遊び心」という名の眼鏡をかけた瞬間から
この世界すべてが「宝の山」に変わる
p492
「どのように周りの世界を見るか」ということで自分の感じ方も変わってきます。
同じような考え方がテーマになっている「きらきら眼鏡」という作品を思い出しました。
こちらの作品もめちゃくちゃ面白かったので、興味のある人はぜひ読んでみてください。
心に刺さった文章をピックアップ②
いちばん気持ちが盛り上がった瞬間、ドキドキして面白かったって感じた瞬間
それって「自分の思い通りに進められなかった時」だった
p477
上手くいかない時こそ楽しめるチャンスではないでしょうか?
ちょうど最近聴いていた槇原敬之さんの「どんなときも」に似ていると思いました。
迷い探し続ける日々が
答えになること 僕はしっているから
どんなときも/槇原敬之
自分が思い描いている通りに進んでいけば安心できますが、そのようには進まないのが現実ですよね。
ただ答えがわからない状態で何かしらに挑戦しながら、少しずつ本当の自分の探していくことも、捉え方によっては楽しみだと感じられるのかもしれません。