こんにちは、もっちーです、
今回は「さみしい夜のページをめくれ」を読んだ感想を書いていきます。
おそらく中高生などの子どもに向けて書かれた本ですが、大人になった自分にも考えさせられる内容が多く取り上げられていました。
前作がとても面白かったので、今回もかなり期待しながら読み始めました。

会話形式で話が進みながら、マンガのような挿絵も途中で入ってくるので、読書が苦手な人でも読みやすいと思います。
それでは詳しい内容を見ていきましょう!
作者は「自分が抱えている悩み」を本に書いている
そして本を読んだ人が

自分も同じことに悩んでいる!
と感じたら、それが自分にとって良い変化を与えてくれる1冊になります。
作者も「自分と同じ悩みを抱えている人がいるはず」と考えていて、これを伝えるための手段として本を書いているのだと思います。
思い当たるツイートが見つかりました
インターネットが普及したことで、本を書けるような実績のある人だけでなく、自分たちのような凡人でも悩みを共有できるようになっているはずです。
本を通して伝えることに限らず、SNSやブログなどでも良いのではないでしょうか?
たくさんある情報の中で、自分の心だけに刺さるような内容を見つけたいですね。
小説の主人公は思い通りに動いてはくれない、そのおかげで思いがけない場所に連れて行ってくれる
ゲームや人生のように自分の意思とは違って、小説の主人公は思い通りに動いてくれないことがほとんど。
自分ではやるはずのない行動をすることで、予想できない展開にぶつかるようになって、その「思い通りに進まない展開」にワクワクするのが魅力だと書かれています。
たしかに自分が感じる小説の面白さは「現実とは違った世界を体験できる」ことだと思っています。
現実ではありえない内容であっても、小説を読むことで新しい体験をすることができます。
浅田次郎さんの「母の待つ里」は、まさにこのような現実離れしている世界を楽しめる作品でした。


ちょっと話は変わりますが、自分とはまったく違う種類の仕事に密着する動画を観るのが好きです。
これには「自分が経験できないことを知りたい」という気持ちが隠されているのかもしれません。
他にも散歩する動画を観るのも好きで、これも自分が言ったことない場所を知りたい気持ちが大きいのだと思います。
長くなりましたが話を戻すと、本の中では思い通りにならないストーリーが進むことによって、これまでは知らなかった思いがけない世界に出会える良さがあるわけです。
本はタイトルや表紙のデザインを「見る」ところから始まる
個人開発で「リーディア」という小説を提案するアプリを作っています。
その新機能として使えそうなアイデアが思い浮かびました・・!
今回の「さみしい夜のページをめくれ」の途中で、小説の冒頭文がたくさん書かれているシーンがあります。
そのページを読んだときにとてもワクワクするような楽しみな気持ちになりました。
そこで思いついたのは
ランダムに表示された冒頭文から気になるものを選ぶことができる
このような機能があれば、実際に本屋さんで読みたい本を探しているリアルな感覚を味わえると思います。
開発しているアプリについては、以下のツイートに技術記事のリンクを貼っています(去年の記事なので古いですが・・)
最後に
とても面白く読めて、学べることも多い本でした!
最後には袋とじも用意されているので、読み終わった後も楽しむことができます。
細かい部分まで工夫されていて、老若男女だれでも楽しめる作品だと思います。
そして表紙や帯のイラストがとても綺麗です。




つい手に取ってしまうような魅力を感じるデザインではないでしょうか?
本屋さんに並んでいたら目を奪われるような特徴がありますよね。



(前回の記事でも書いていますが)もっと若いころに読んでおきたかったと感じました・・!
興味のある人はぜひ読んでみてください。