【感想】許されようとは思いません/芦沢央

こんにちは、もっちーです。

今回は芦沢央さんの「許されようとは思いません」を読んだ感想を書いていきます。

もっちー

もうタイトルから内容が気になって仕方ない気持ちになりますよね・・!

いわゆる「最後の1行で物語の真実がひっくり返される」といった内容になっていて、最後まで一気に読み進めることができました。

それぞれの短編の中で人間が抱える闇が描かれていて、モヤモヤとした気持ちを感じることが多かったり。

https://twitter.com/mnao_daily/status/1890612497599905971

このツイートにも書いたように「ありがとう、ばあば」という短編がめちゃくちゃ面白かったです。

最後の1行を読むことでタイトルの真意に気づくことができます。

もっちー

そんな理由で・・

といった感じの驚愕のラストでした。

最後に心に残った文章をピックアップしておきます。

同じ出来事でも

別の情報をつけて見せられれば

まったく違う印象になる

「姉のように」より引用(p249)

そのときの情景やこれまでの背景が違っていれば、同じことでも周りからの捉われ方が変わってくるという意味です。

この文章が書かれている「姉のように」という短編では、事件を起こした女性の妹が、家族内でのギクシャクした関係に悩まされる姿を描いています。

最終的に妹にも大きな不幸が来るのですが、そのときに「同じ出来事でも別の情報をつけて見せられればまったく違う印象になる」と心の中で発していました。

もっちー

考えさせられる文章だったと思います

興味のある人はぜひ読んでみてください。

著:芦沢央
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