こんにちは、もっちーです。
今日は「十の輪をくぐる」を読んだ感想を書いていきます。
自分が実現できなかった憧れの夢が、世代を超えて繋がっていくストーリーでした。

とても感動的でした・・!
東京で開催されるオリンピック(1964年と2020年)が舞台になっていて、時を超えて2回のオリンピック(五輪)が開催されることから「十の輪」というタイトルになっています。
目に見えない家族の繋がりを大切にしていることは、重松清さんの「ひこばえ」に似ていると感じました。
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【感想】ひこばえ/重松清
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てっきり辻堂ゆめさんの作品はミステリー系が多いと思っていましたが、今回のような心温まる感動系の作品も書かれているようです。
以前読んだ「あの日の交換日記」と同じように、読み終わったあとに幸せな気持ちになることができました。
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【感想】あの日の交換日記/辻堂ゆめ
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そして今回の「十の輪をくぐる」では、母親と息子のそれぞれの視点から、オリンピックを目前にした時代の物語が描かれています。
どちらの視点でも人生に対する悩みや不安を抱ているにもかかわらず、オリンピックが近づくことへの期待感で前向きに生きるきっかけを見つける姿がありました。


認知症になった母親が息子に対して「あんたには秘密。絶対に言わない。」と言っていた意味がラストになって分かり、本当は息子を守るための意味だったと気づいて感動的な気持ちになりました・・!
興味のある人はぜひ読んでみてください。