【感想】名前探しの放課後/辻村深月

こんにちは、もっちーです。

今回は「名前探しの放課後」を読んだ感想を書いていきます。

最近はとにかく辻村深月さんの作品にハマっていて、片っ端から衝動買いして読み始めています。

前回読んだのは「ぼくのメジャースプーン」です。

今回の「名前探しの放課後」と繋がっている部分があるようで、細かい文章にも注目しながら読み進めていきました。

途中から「ピアノ」と「うさぎ」という聞き覚えのある言葉が出てきたのですが、どのように「ぼくのメジャースプーン」と繋がっているのか楽しみでした・・!

もっちー

最後になるまで下の名前が出てこない登場人物がいたので、もしかしたらこの人と関係しているかもしれないと推測したり

隠された繋がりは思っていたものに近くて満足でした。

そういえば「ぼくのメジャースプーン」で特別な力を持っている主人公も、ずっと「ぼく」という表現で書かれていて名前が明かされていませんでしたね。

上下巻で合計900ページと長めの作品でしたが、最後まで読み終わってとても心が満たされる気持ちになりました。

帯に書かれたコメント

物語の主人公は「依田いつか」だと思っていましたが、最後まで読み進めたことで「坂崎あすな」にフォーカスを当てた作品だったことに気づきました。

途中で中だるみしているように感じる部分もありましたが、ラストに隠された真実はとても驚くものでした。

もっちー

たくさんの伏線があったことに気づけませんでした・・

一部の人にはネタバレだと思われてしまうかもしれませんが、物語の展開は東野圭吾さんの「仮面山荘殺人事件」に似ているのではないでしょうか?

講談社
¥704 (2025/02/20 05:13時点 | Amazon調べ)

と書きながら思いましたが、これは決定的なネタバレですね・・(この記事を読んだ人に申し訳ない気持ちです)

最後に気になった文章をピックアップしておきます。

金や食料、明日の心配なんて何もしなくていのに

頭だけで勝手なことを考えて行き詰まる、勝手な絶望、慢性的な不安

p238

目の前に夢中になれるものがあれば

少なくともその間は変な考えは起こさないで済む

p363

興味のある人はぜひ読んでみてください。

著:辻村深月
¥880 (2025/02/16 14:12時点 | Amazon調べ)
著:辻村深月
¥880 (2025/02/16 14:12時点 | Amazon調べ)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次