こんにちは、もっちーです。
今回は「十字屋敷のピエロ」を読んだ感想を書いていきます。
我々が目にしたものの大部分は、巧妙に仕組まれた芝居だった
意外な役者が意外な役を演じたらしい
p331
途中に書かれている怪しげな一言が、しっかり最後まで繋がっていて衝撃でした。
それだけでは終わらずに、本当の黒幕が誰だったのか想像する場面もよかったです(人形師が言ったセリフ)

本の裏側にある解説文に書かれている
すべてを見ていた1体のピエロ人形は
あなたに語りかけてくるーー
という表現がぴったりだと思います。
全体的なトリックが似ている作品としては、東野さんの「仮面山荘殺人事件」が当てはまるのではないでしょうか?
こちらの作品も「芝居」という言葉がぴったりだと思います。
仮面だったりマスカレードだったり、登場人物が真の姿を隠しているような物語が多く、何が真実なのか探りながら読めるのが東野さん作品の魅力ですね。
東野さんの作品は講談社文庫で多く販売されているみたいですね。
ここに書かれている作品を読んだのは高校生の頃なので、ひさしぶりに読み返してみようかなと思いました。

当時とは違った楽しみを見つけられるかもしれないので!
今回の「十字屋敷のピエロ」は、純粋な謎解きのミステリーを楽しめる良い作品でした。
あらためて東野さんの作品の面白さを実感するきっかけになったかもしれません。
興味のある人はぜひ読んでみてください。
ちなみに・・
なんと1992年に書かれた作品でした(もっと最近だと思っていた)
長い時間を過ぎても相変わらず楽しめるのは魅力的だと感じました。