こんにちは、もっちーです。
彩坂美月さんの「向日葵を手折る」という作品を読んでみました(はじめて読む作家さん)
ホラーを感じるような表現があったり、隠されている闇に少しずつ近づいていく感じがあったり、道尾秀介さんの作品のようにダークな後味を感じる作品です。
道尾さんの大ファンである自分には、かなり好みな内容だと感じました。
後書きでに書かれていた内容と同じですが、この物語は「少女の生活と成長を自然描写とともに捉えられている」のが「ザリガニの泣くところ」と似ています。
読んだ感想はこちら
【感想】ザリガニの鳴くところ/ディーリア・オーエンズ
こんにちは、もっちーです。 ミヒャエル・エンデの「モモ」以来の海外作品を読みました。 モモを読んだときの感想 小説の「モモ」を読み始めました モモは児童文学なの…
最後に心に刺さった文章をピックアップしておきます。
大切な人を前触れなく失うのと
大切な人がいなくなるかもしれないという恐怖に耐え続けるのとでは
どちらがより辛いのだろうか
p179
大人になるということは
たやすく口にできないことが増えていくということ
p233
好きなものや大切なものというのは
ある日突然ドラマチックに出会うわけではなくて
実は身近にずっとあるものがそうだったりするのかもしれない
p316
興味のある人はぜひ読んでみてください。