【感想】向日葵を手折る/彩坂美月

こんにちは、もっちーです。

彩坂美月さんの「向日葵を手折る」という作品を読んでみました(はじめて読む作家さん)

ホラーを感じるような表現があったり、隠されている闇に少しずつ近づいていく感じがあったり、道尾秀介さんの作品のようにダークな後味を感じる作品です。

道尾さんの大ファンである自分には、かなり好みな内容だと感じました。

後書きでに書かれていた内容と同じですが、この物語は「少女の生活と成長を自然描写とともに捉えられている」のが「ザリガニの泣くところ」と似ています。

読んだ感想はこちら

最後に心に刺さった文章をピックアップしておきます。

大切な人を前触れなく失うのと

大切な人がいなくなるかもしれないという恐怖に耐え続けるのとでは

どちらがより辛いのだろうか

p179

大人になるということは

たやすく口にできないことが増えていくということ

p233

好きなものや大切なものというのは

ある日突然ドラマチックに出会うわけではなくて

実は身近にずっとあるものがそうだったりするのかもしれない

p316

興味のある人はぜひ読んでみてください。

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