丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」という本を読んだ感想を書いていきます。
「ワンダフル・ライフ」を読んだことがきっかけで、丸山正樹さんの作品に興味を持つようになりました。
【感想】ワンダフル・ライフ/丸山正樹
乃木坂のラジオ「向井葉月の木曜ここで待ち合わせ」で葉月が紹介していた本。 すごく面白かったです。障害/介護という重く考えされる内容であり、ちょっと読むのが苦し…
今回の「デフ・ヴォイス」は、ミステリーとしても面白く、教養としても学べる部分が多くありました。
聴覚に障害がある人をメインに取り上げた物語で、自分の知らないことが多く書かれていて、ミステリーの展開を楽しむよりも「へぇ〜手話にも種類があるのか〜」みたいに新しいことを知るきっかけになったり。
作品名の「デフ」という言葉は、聞こえにくい人という意味だと解説されていました。他人とのコミュニケーションに手話が必要なため、自分が伝えたいことを自由に伝えられない場合があります。
そのような人たちの言葉を代わりに伝えるため、手話通訳士が真実を探していくストーリーなっています。
世の中には、何か訴えたいことがあっても、大きな声を上げられない人がいる。
あとがきより/丸山正樹
そういう人々の声を、小説という形でより多くの人の届けたい。
丸山さんが作品を書いている意味を知り、もっと他の作品を読んでみたいと思いました。
同じシリーズの作品
龍の耳を君に(デフ・ヴォイス 第2弾)
慟哭は聴こえない(デフ・ヴォイス 第3弾)
追記:さっそく読んでみました!面白かったです!
【感想】龍の耳を君に/丸山正樹
あとがきに書かれていた 未知の世界についての知識が得られるミステリ という表現に納得させられました。 デフ・ヴォイス関連の作品は聴覚についての知識が得られて、ワ…
【感想】慟哭は聴こえない/丸山正樹
デフ・ヴォイス関連の3作品目。 以前の2作品はこちら 相変わらず面白かったです。ミステリとしても教養としても楽しめる作品だと思います。過去作から時間が経っていて…
また、NHKでドラマ化していることが分かりました。観たいのですがNHKオンライン(?)に課金する必要がありそう・・
いつか再放送で観れる時まで待とうと思います。