こんにちは、もっちーです。
今回は「不安・イライラがスッと消える”安心のタネ”の育て方」を読んで気づいたことを書きました。
ここ3~4年ほど先行きの見えない不安に悩むことが多いので、不安を減らすために何とかしようと努力しています。

でも不安な気持ちが減ることがない状態です・・
その中で「ポリヴェーガル理論」という初めて見る用語が気になり、この本を読んでみることにしました。


難しい用語などは解説されていなかったので、本を読むのが苦手な人でも大丈夫だと思います。
それでは詳しくみていきましょう!
はじめに
まずは「ポリヴェーガル理論」についての簡単な説明を進めていきます。
ここは少しだけ心理学の専門用語っぽいものが出てくるので、無理せず読み飛ばしても良いと思います。
「ポリヴェーガル理論」とは
周囲が安全安心を感じられる状況か、危険を感じる状況か、
命の危険を感じる状況かで3系統の自律神経系が切り替わって環境に対応するという考え方
「メディカ出版」より引用
ぱっと見は難しく感じますが、無理して理解する必要はないと思いました。
このあと紹介する具体的な方法を試しながら、少しずつ理解を深めていくのが良いかもしれません。
この本の使い方について
第2章からは「具体的なテクニック」が紹介されています。
- ゆっくり動くものを見る
- バイオリンの音色を聴く
- ぬいぐるみの目を見つめる
などなど・・全部で47個も書かれているので、何かしら気になるテクニックが見つかると思います。
これらの中から自分が気になったことを、以下のような方法で取り入れることがオススメされています。
- 日常的に取り入れる
- → 習慣として続けてみる
- 対症療法的に取り入れる
- → 不安な気持ちを感じたら試してみる
このように臨機応変に生活に取り入れるのが良いそうです。
いくつか自分が試してみたいと感じたテクニックがあるので、ここからは具体的な内容をリストアップしていこうと思います。
試してみたいと感じたこと
以下の5つが良さそうだと感じました。
- 重いものを足に乗せる
- ゆっくり動くものを見る
- バイオリンの音色を聴く
- 望遠鏡をのぞくフリをする
- ぬいぐるみの目を見つめる
どれも家から出ずに試せることなので、引きこもりがちの自分に向いていると思います(笑)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
重いものを足に乗せる
セラビストに足のすねを押されることで、交感神経の興奮が収まる効果があるようです。
これを簡単に試せる方法として、「重いものを足に乗せる」ことが紹介されていました。



たしかに布団を脚に乗せておくと落ち着くイメージがあります
科学的な根拠などは本に書かれていませんでしたが、なんとなく雰囲気で効果があるような感じがしました。
重い布団なども販売されていることもありますし、体のどこかに重いものを載せるのは精神的に良いことなのかもしれません。


ゆっくり動くものを見る
意図的にスローなリズムを取り入れることが良いと書かれていました。
そこで気軽に試せるのは「ゆっくり動くものを見る」ということ。
- 炭酸水の泡
- スノードーム
- 水槽に浮かぶ泡
見ているものに合わせて無意識に体がゆっくりと揺れ始めることで、血圧を調整する部分が正しく動くようになるらしいです。
たまには忙しい日常から意識的に離れてみるのが良いですね。
バイオリンの音色を聴く
これは自分も日常的に取り入れていることでした。
櫻坂46の坂道グループが好きなので、これらのグループの楽曲を演奏している動画をよく観ていました。
オルゴールやピアノの演奏も良いですが、交感神経を落ち着かせるためには「バイオリンのような高くて伸びる音」がぴったりです。
自分のお気に入りは以下の動画です。
この演奏を初めて聴いたときは、素晴らしい音色に感動して泣きそうになりました(笑)
好きな曲ということもあるかもしれませんが、バイオリンの綺麗な音色に心を動かされた記憶があります。
そういえば「BIGMAMA」というバイオリン演奏があるバンドを好きだったな・・と思い出しました。
望遠鏡をのぞくフリをする
手を筒の形にしてのぞいてみることで、通常の目の筋肉とは異なる使い方をすることになります。
このように普段はたくさん見えている情報を、意図的に一部分に絞ってみることでいつもとは違った感情に気づけるかもしれません。
とはいえ不安を感じがちな人には難しいですよね・・
ぬいぐるみの目を見つめる
ぬいぐるみセラピーという言葉もよく聞きますよね。
可愛いものは脳に強い刺激を与え、行動にも影響を与えると考えられるそうです。
可愛いという感情は、対象に接近してそばに置いておきたい、気分が良くなるなど、感情に影響を与えます。可愛いという感情が大きいほど効果が大きいそうです。
「オキシトシン」という癒しホルモンが分泌されるので、幸せな気分になり、リラックス効果が期待できるというわけです。
「不安を癒すぬいぐるみセラピー」より引用
自分も小さい頃からぬいぐるみが大好きで、子どもの頃に買ってもらったマリルのぬいるぐみを20代を超えてからも愛でていました(笑)
コロナ禍に入ってからメンタルが荒れてきたようで、一人暮らしの家にも新しいぬいぐるみを迎え入れています。


今年(2025年)で30歳になりましたが、まだぬいぐるみ離れできないようです・・。
実家にはもっと多くのぬいぐるみがいます。


トゲピーは大きすぎたので実家に持って帰りました(笑)
かわりに豆しば三兄弟「さすけ」の小柄なぬいぐるみを買いました。
ちなみに一番のお気に入りはポッチャマのふわふわぬいぐるみです!


最後に
心に残った文章をピックアップしていきます。
他人との関係を司るスイッチがしっかり機能していると、
自分の中で起こる感情や反応に「客観性」が持てるようになる
p41より引用
今の自分に足りないことですね・・(コミュ障なので)
他人と接する機会がほとんどないので、自分の立ち位置を正しく把握できていないのだと思います。
そのため、自分の知っている世界がすべてだと間違った認識をしてしまい、その中で悩み苦しむことになるのではないでしょうか?
「未来」に対する不安というのは、今を輝かせることでしか払拭できない。
しかし、私たちは辛かった「過去」に支配されてしまうことが多い。
p55
これは「アドラー心理学」でもよく言われていることです。
今この瞬間にフォーカスを当てることが難しいため、未来に対する不安を感じてしまうことが多くなるのだと思います。
この本は「漠然とした不安があって、なんとかして心を落ち着かせたい・・!」と考えている人にはぴったりだと思います。
何かしらの新しいアイデアを見つけられるはずです。
興味のある人は読んでみてください。

