【感想】52ヘルツのクジラたち/町田そのこ

こんにちは、もっちーです。

2021年の本屋大賞に選ばれた「52ヘルツのクジラたち」を読んだ感想を書いていきます。

小説が好きなのにもかかわらず、じつは本屋大賞に選ばれた作品を読んだことがなかったり・・。

そのため少しずつ読み始めることにしました。

まずは辻村深月さんの「かがみの孤城」を読んで、とても面白くて幸せな気持ちになりました。

他にも少しずつ読み始めています。

最近読んだ本屋大賞の作品

今回は町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」を読んでみました。

独特なタイトルなので内容を予測することが難しそうですよね・・(笑)

52ヘルツのクジラ。世界で一番孤独だと言われているクジラ。

その声は広大な海で確かに響いているのに、受け止める仲間はどこにもいない。

p85

まわりには聞こえない声で「助けて」と叫んでいる人がいて、その声を聞くことができた同じ苦しみを抱えている人に助けられていくストーリーです。

これまでの人生における後悔をきっかけ、それに対する贖罪の気持ちで自分自身を動かしていく・・

といった主人公の気持ちは、別作品の「ぎょらん」 にも似ている部分があると思いました。

町田さんの作品では「過去の挫折・後悔から立ち直る」といったテーマの作品が多いのではないでしょうか?

今回の「52ヘルツのクジラたち」はさまざまな立場で苦しむ人々を、まわりに聞こえない声(52ヘルツ)で泣くクジラに例えていました。

本屋大賞に選ばれるのも納得できる良い作品だと思います。

興味のある人はぜひ読んでみてください。

著:町田そのこ
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