乃木坂46の向井葉月がラジオで紹介していた本。
ラジオで紹介された本を読むことによって、これまで読んだことのない作家さんの作品に触れる機会が増えてます。
ありがとう葉月😭
警察内部のバタバタを描いた作品で、それぞれの立場から真実に迫っていく内容になっています。
本の裏側に書かれている解説に書かれていた
事件には思いも寄らない醜い闇が潜んでいた
という表現の意味が、最後まで読んだことで理解できました。作品名の「朽ちないサクラ」という表現も良かったと思います。
ただ、ミステリー小説としては少し物足りない感じもあったり…。道尾秀介さんの作品みたいに伏線が散りばめられている感じを期待していたので、あっけなく結末を迎えてしまった感も。
東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズと似ていると思いました(前回の「透明な螺旋」を読んだ時の感想でも同じことを言ってましたね笑)
【感想】透明な螺旋/東野圭吾
東野圭吾さんの新作が文庫本で発売されたので、すぐに購入して読んでみました。 ドラマで福山雅治さんが主人公を演じる「ガリレオ」シリーズの最新作。今回は湯川先生の…
印象に残った文章をピックアップします。
人より心が繊細で、人間関係による摩擦で傷つくことを恐れるあまり、人との交流を好まなかった。
傷つくのが怖いから防御の壁を高くしている。
まさに自分の性格を表現している内容で、登場人物の考えに共感できました(ほぼ脇役っぽい登場人物でしたが…)
人間関係で得られる楽しさよりも、人間関係が負担になる苦しさのほうが、自分にとって大きなダメージになるのだと思います。
それなら誰かと深く関わらないのが良いのでは…と考えて、人と触れ合う機会を減らしていく感じではないでしょうか?(会社の飲み会や集まりに絶対行かない自分のように)
これからも自分は1人で生きていくんだろうな…と改めて実感するきっかけになる文章でした。