こんにちは、もっちーです。
今回は「五つの季節に探偵は」を読んだ感想を書いていきます。
爽やかな教師が隠していた”本性”を垣間見たことで
人間の裏側を暴く興奮にのめりこんでいく
紹介文より引用
ミステリー小説として隠された真実を楽しむことができたり、人間の心理的なダークな部分(軽めですが)も味わえる作品でした。

それぞれの内容は少しあっさりしすぎな感じもしましたが、季節と年代が変わりながらストーリーが進んでいく展開は面白かったと思います。
とくに3話目の「解錠の音が」という話のラストは衝撃的で、ミステリーらしさ全開の内容になっていました。

このような結末はかなり好きです・・!
主人公の探偵は以下のような考えを持っています。
他人の皮を剥いで、その奥にいる「人間」を見たい。
そういうものにずっと取り憑かれている。
p266より引用
普段おもてに出さないような隠された気持ちを暴いていくストーリーでした。
次回作もあるようなので、文庫化したら買おうと思います!
興味のある人はぜひ読んでみてください。