こんにちは、もっちーです。
今回は「時帰りの神様」を読んだ感想を書いていきます。
過去に戻ってやり直したいけど、既に起こったことは変えられない。
それなら過去の記憶を今の自分が求めているような形で見るようにすれば良い。
このようなメッセージが含まれている作品だと感じました。

過去の後悔を引きずっている人たちが出てくる内容は、清水晴木さんの「さよならの向う側」にも似ている気がします。
取り返せない事実であることに変わりはありませんが、後悔したままの気持ちで終わらせずに前向きな気持ちで生きていくための希望を見つけるストーリーです。
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【感想】さよならの向う側/清水晴木
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今回の「時帰りの神様」でも同じように、取り戻せない過去から抜け出してポジティブに生きていく人たちが描かれています。
最後に心に残った文章をピックアップします。
この時代に帰れば、どんな未来も選択できると思っていた
ただし「記憶通りだった場合の自分に限る」である
p140
意外と過去のことって現実以上に美化されていることが多くて、「昔は良かったのに・・」と現実とのギャップを埋めるように自分で勝手に記憶を改ざんしていたり。
櫻坂46の「何歳の頃に戻りたいのか」を思い出しました(←櫻坂オタク)
興味がある人はぜひ読んでみてください。