こんにちは、もっちーです
今回は「不安症でもだいじょうぶ 不安にならない、なくすという目標は間違いです」を読んだ感想を書いていきます。
2~3年前から不安障害や強迫性障害になった自分にとって、この先も不安から離れることはできないと考えています。
少しでも気持ちが落ち着けば良いな・・と思って読み始めました。
それでは見ていきましょう。
不安になるメカニズムとは
不安を回避すると不安が増える
何かしらの原因が不安を増やすわけではなく、不安を減らすための行動が不安に繋がる、と書かれていました。
- お腹が痛くなるかもしれないから、事前に薬を飲んでおく
- 感染症にかかる可能性があるから、手洗い・うがいを徹底しよう
- 事故が起こるかもしれないから、あまり外に出ないようにしよう
このように不安を減らすための行動を続けていると、不安が起こらない場面でも解消するための行動がやめられなくなります。
もし〇〇をしなければ、体調を崩してしまうかも…
このようなイメージです。
ちょっと何かを触っただけでも、手を洗わないと心配になってしまう感じですね
まさに強迫性障害が発症してしまう仕組みだと思いました…
安全だからこそ小さなことで不安になる
時代が進んで安心・安全な生活ができるようになって、事故などの大きなリスクは減ってきました。
しかし、命に関わる大きな不安が少なくなった一方で、小さな不安に対して敏感に反応するようになっていると考えられます。
- 病気になったら
- 仕事をクビになったら
ほとんどの人が抱えている悩みだと思いますが、今の時代ではそこまで大きなリスクではありません(医療や求人サービスの発展もありますし)
人間が不安を感じる対象は時代によって変わってきて
(昔)リスクの大きい危険
(今)日常のささいな出来事
に変わったことで、ちょっとした出来事で不安やストレスを感じる人が増えたのだと思います。
たとえば、急に大きな不安を感じると、それまでに悩んでいた小さな悩みは一旦忘れてしまうことがあると思います。
小さな不安は大きな不安で上書きされるのではないてしょうか?
少し話が変わりますが、RADWIMPSの「One man live」という曲に
いつのまにか 僕らの頭は賢くなっていて
RADWIMPS One man liveより引用
痛みを超えるのには より大きな痛みをと
という歌詞があり、不安やストレスはより大きなもので上書きできるのだと思います。
自分でできる不安への対処法
不安を呼び出す行動を別の行動に置き換える
この記事の最初に「不安を回避すると不安が増える」ということに触れました。
自分が苦しんでいる強迫性障害では
- 手を洗う・除菌する
- 戸締まりを確認する
などの不安を回避する行動によって、どんどん症状が悪化していきます。
これらの行動を減らすためには、「不安を呼び出す行動を別の行動に置き換える」ことが大切です。
自分の場合は不安障害の症状として
- 爪を短く剥いてしまう
- インターネットで検索する
などの悪い習慣が身についています。
やめたくてもやめられないんですよね…
このような不安を感じたときにやってしまう行動を別の行動に置き換えることで、やめたい習慣を減らしていくことがポイントです。
さきほどの例で考えてみると
爪を短く剥いてしまう
→ 常に何かを持つようにすることで、爪を剥けないような状況を作る
インターネットで検索する
→ デジタル・デトックスをする(これが難しいんですよね…笑)
こうやって不安に繋がる行動を上書きしていくことで、不安を回避する行動を減らせるメリットがあり。
その結果、ネガティブな不安に悩み続けるスパイラルから抜け出すことができます。
あらかじめ不安を持っておく(時間を決めて不安になる方法)
ここまで書いてきて「不安をゼロにすることはできない」ということが分かりました。
さまざまな種類がある不安の中でも、とくに起きるか分からない未来について不安を感じがちだと思います。
はっきりと言葉にできない不安だからこそ辛いんですよね・・
そこで、不安になることは仕方ないと諦めて、あらかじめ不安になる時間を用意しておくのが効果的です。
たとえば
朝起きてからご飯を食べるまでの時間は、とにかく不安なことを考えるようにする
このようなイメージです。
決められた時間(今回だと朝)に不安な気持ちになるようにすると、それ以外の時間にわざわざ不安を考える必要がなくなります。
寝る前にモヤモヤと悩んでしまう人は多いのではないでしょうか?
今回の方法で朝だけ不安になることを決めておくと
どうせ明日の朝に不安を考えるわけだし、寝る前の不安は後回しにしよう
といった感じで不安を感じる時間を減らすことができます。
最初は慣れないかもしれませんが、この習慣を少しずつ続けていくことが大切です。
そのうち不安を感じる時間自体が減っていくようになるでしょう。
最後に
興味がある人はぜひ読んでみてください。